http://junk2004.exblog.jp/12033878
記事より、トリガーポイント鍼の鎮痛メカニズムの図をお借りしました。
痛みと鎮痛の基礎知識より抜粋
軸索反射による神経性炎症→
軸索反射とは、反射経路が1次求心性神経の軸索のみで生じる反射である。
侵害受容器で発生した興奮は、脊髄終末部に伝わるだけではなく、軸索分岐部から他の分枝にも逆行性に伝わり、末梢終末からP物質やCGRPが放出され、これらは付近の血管や白血球などに働き、様々な変化を引き起こす。
抜粋終わり。
ポリモーダル受容器が効果器としても働いたと言う事ですね。
もちろん、痛みはソフトの問題ですから、何も感じないようなバイオネックスや、遠隔治療、操体法etc
どんなものでも効果がでる可能性がある訳です。
言いかえれば、上記のようなメカニズムがなくてもよい訳です。
カテゴリ:痛み痺れ
ebara / 2010年10月08日(金) 17:25
痛みの概念が少しづつ変わり始めています。
慢性痛の発生メカニズムにNMDA受容体が関与しているようです。
NMDA受容体で検索しても、なかなかわかりやすく説明されているものがありません。
なぜ、慢性痛になるのか?
NMDA受容体はどのようなものなのか?
どのような役割をしているのか?
私がいつも痛みの事を学ばせてもらっている、m_chiro先生のブログ「脳‐身体‐心」の治療室の記事「痛み学・NOTE」26. 神経因性疼痛の機序と舞台の中に、私が知りたいことがわかりやすく書かれていますので、備忘録として書き留めておきたいと思います。
痛みを扱う医療従事者であれば、知っておきたいメカニズムです。
カテゴリ:痛み痺れ
ebara / 2010年10月07日(木) 00:01
またまた、m_chiro先生のブログをトラバさせていただきました。
バージャー病などで痛みが起こるメカニズムがよく理解できました。
駆血帯と言うのは、血液を検査で抜く際に使う物で、皆さん一度はお世話になった事があると思います。
全身隅々まで滞る事無く血液がながれていれば、酸素や栄養が細胞の隅々に行きわたり、自然治癒力が旺盛な状態と言えるのでしょう。
血流が悪くなる原因は様々ですね。
心臓自体の病気、バージャー病などの血管の病変、交感神経の緊張で血管を縮めてしまう。
筋肉の過緊張etc
前述したように、循環器や内科的な原因もありますから、素人判断は禁物です。
脊柱管狭窄症では、神経に沿って神経を栄養させる細動脈が同時に圧迫され、脊柱管狭窄症特有の下肢痛が出現すると推論する医師もおられるようです。
トラバさせていただいた記事は駆血帯で腕全体を絞めるケースです。
一方、後者のケースでは、圧迫される細動脈は下肢に行く動脈のほんの一部に過ぎません。
それなのに、あれだけ激しい腰下肢痛が出現するのでしょうか?
私個人の推論としては、筋肉の血流自体はもっと大きな動脈やその分枝で確保されているように思えますし、終動脈でない以上、細動脈の流れが悪くなっても他で補えそうに思えます。
いずれにしても、神経の栄養血管が圧迫され下肢痛が起こると主張する方は、血流不全で筋肉が痛むと言うよりも、神経線維自体が痛むと言う推論のように思えます。
駆血帯
カテゴリ:痛み痺れ
ebara / 2010年02月08日(月) 17:51