痛みに関する話題を綴った日記です。
さまざまな痛みと治療法
この本のP77の神経因性疼痛の項に、先日紹介した正座の時の痛みが分類されています。
神経障害における抹消性の過敏化
侵害受容器が痛みの出発点ではない痛みと言う事です。
腰下肢痛をこの理屈にあてはめれば、異所性発火(興奮)と言う事以外では、うまく説明できません。
異所性発火であれば、下肢に治療を施して痛みが止まると言う事は理屈にあいません。
純粋に上記のようなメカニズムでおこる腰下肢痛があるのかもしれませんが、そのような痛みは、手術を含めて治療法が確立していない痛みです。
カテゴリ:読書
ebara / 2010年03月13日(土) 23:37
Web上の痛みと鎮痛の基礎知識は、大変役に立つサイトで、以前もブログで紹介させていただきましたが、m_chiro先生のブログで、このたび本が出版された事を知り注文しました。
表表紙には、下記のような記載があります。
痛みとはなんだろうか。
単に身体の異常を感知する感覚というだけでなく、不快な情動を伴うことによって、警告信号を発信する重要な役割を果たす。
一方、身体の異常がないのに、慢性的に続く痛みもある。
痛みを抑える治療は古代から試みられ、発展してきた。
そして現在、神経科学や分子生物学などの進歩により痛みそのものについての理解も深まってきている。
もっともっと、痛みの理解が深まると良いですね。
カテゴリ:読書
ebara / 2010年03月08日(月) 15:48
またまた、m_chiro先生のブログをトラバさせていただきました。
バージャー病などで痛みが起こるメカニズムがよく理解できました。
駆血帯と言うのは、血液を検査で抜く際に使う物で、皆さん一度はお世話になった事があると思います。
全身隅々まで滞る事無く血液がながれていれば、酸素や栄養が細胞の隅々に行きわたり、自然治癒力が旺盛な状態と言えるのでしょう。
血流が悪くなる原因は様々ですね。
心臓自体の病気、バージャー病などの血管の病変、交感神経の緊張で血管を縮めてしまう。
筋肉の過緊張etc
前述したように、循環器や内科的な原因もありますから、素人判断は禁物です。
脊柱管狭窄症では、神経に沿って神経を栄養させる細動脈が同時に圧迫され、脊柱管狭窄症特有の下肢痛が出現すると推論する医師もおられるようです。
トラバさせていただいた記事は駆血帯で腕全体を絞めるケースです。
一方、後者のケースでは、圧迫される細動脈は下肢に行く動脈のほんの一部に過ぎません。
それなのに、あれだけ激しい腰下肢痛が出現するのでしょうか?
私個人の推論としては、筋肉の血流自体はもっと大きな動脈やその分枝で確保されているように思えますし、終動脈でない以上、細動脈の流れが悪くなっても他で補えそうに思えます。
いずれにしても、神経の栄養血管が圧迫され下肢痛が起こると主張する方は、血流不全で筋肉が痛むと言うよりも、神経線維自体が痛むと言う推論のように思えます。
駆血帯
カテゴリ:痛み痺れ
ebara / 2010年02月08日(月) 17:51
伊藤和憲先生が書かれた、はじめてのトリガーポイント鍼治療と言う本が今日届きました。
まだ読んでいませんが、このボリュームで3990円はお買い得だと思います。
カテゴリ:読書
ebara / 2009年12月05日(土) 20:42
ちょっと興味がありますので、勉強してみようと思います。
カテゴリ:読書
ebara / 2009年11月14日(土) 16:22
若くして亡くなられた精神科の医師、頼藤和寛先生の本を治療所の貸し出し本に追加します。
カテゴリ:読書
ebara / 2009年10月12日(月) 12:42