痛みに関する話題を綴った日記です。
昨日のトリガーポイント研究会のセミナーは、腰痛の鍼実技でした。
そこで、ペアになった先生の触診や切皮自体がすごくマイルドで、特に鍼を打つ前に行う触診が丁寧で心地よく、それ自体が治療のように感じました。
自分に置き換えると、触診や切皮に無駄な力が入りすぎているようにも思え、言い方を変えると、
知らず知らずのうちに少し荒っぽくなっていたのでは無いかと考えてしまいました。
下手な触診は、患者さんによい影響をもたらすはずはありませんよね。
触診だけに限らず、うまい人のモーションパルペーションも同じような効果があるように感じます。
昔から、手当てと言いますが、触れている事自体が治療にもなるはずですし、何かしら生体に介入しているわけですから。(自分も患者さんから介入されているわけですが)
腰痛に関して行う鍼治療も、自分の中では認識を改めなければいけない部分が、一部ありましたので、その辺りも意識していきたいと思います。
カテゴリ:鍼灸
ebara / 2010年09月06日(月) 15:43
http://junk2004.exblog.jp/13640921/
P14 そもそも心身症とはどんな病気か?
一つの病気の名前ではなくストレスによる病気の総称。
①呼吸器系 気管支ぜんそく、過換気症候群 etc
②循環器系 本態性高血圧、起立性低血圧症 etc
③消化器系 胃・十二指腸潰瘍 慢性胃炎 潰瘍性大腸炎 etc
④内分泌・代謝系 神経性食欲不振 過食症 糖尿病 etc
⑤神経・筋肉系 緊張性頭痛 慢性疼痛 etc
⑥泌尿器・生殖器 神経性頻尿 etc
⑦その他 関節リウマチ 全身性筋痛症 腰痛症 外傷性頸部症候群 顎関節症 アトピー性皮膚炎 メニエール症候群 慢性ジンマシン etc
P58 似ているが、心身症ではない病気
うつ病の身体症状は、自律神経失調症に酷似している。
だが、うつ病は心身症に含まれない。
要は、ストレス反応が体に強く出ているか、心に現れるかの違いだ。
心身症に間違われやすい精神・神経疾患
パニック障害 仮面うつ病 心気症 社会不安障害 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
★赤字以外の疾患も、トリガーポイントやMPS関連症状として、薬物療法に筋肉の治療を併用
すれば効果があがりそうな疾患がありそうです。
院の貸し出し本に追加しておきます。
カテゴリ:読書
ebara / 2010年07月27日(火) 15:57
はじめてのトリガーポイント鍼治療 の著者、伊藤和憲先生のブログ筋肉の痛みとトリガーポイントの中に医師からの忠告と言う記事があります。
線維筋痛症でなくても、医師でも無い代替医療家は薬の処方などについて安易に口を挟むべきではないと思います。
確かに、不必要な薬を処方されていると感じる患者さんもいますが、私が医師であれば責任を持って対処しますが、それが出来ない以上自分が出来る事だけに全力を尽くすべきです。
もし、心から信頼できる医師が側にいて、担当の先生と相談しながら薬の調整が出来るならばベストでしょうが、実際は間単に事は運ばないのが現状です。
記事の中には、他にも効果がないにも関わらず、長期間鍼治療を続けさせる。
線維筋痛症を治せると簡単に言う。
など書かれていますが、真剣に痛みの事を考え治療にあたっていれば、そうやすやすと口には出せない言葉だと言う事はすぐに分ります。
線維筋痛症に限らず、慢性痛症になってしまった痛みは、いまのところ決定的な治療法が存在しないわけですから、患者さんと二人三脚で模索しながら、その人にあった治療方法を作り上げていくしかありません。
鍼の刺激ひとつ取っても、その日の症状で変える必要があるはずです。
いずれにしても、鍼灸師が自分の守備範囲を超えすぎたところまで口をだしてしまうと、結局は患者さんに不利益をもたらすことになりかねません。
最悪、医科と鍼灸との痛みの連携医療の構築など程遠く、患者さんや医師双方から不信感をかってしまう事になるでしょう。
鍼灸は、これからの痛み医療ににおいて、大きな成果が期待できる分野だと私は思っています。
しかし、鍼灸師ひとりひとりのセンス次第では、せっかくの活躍の場が無くなってしまうかもしれません。
私も鍼灸師の一人として、強く心に留めておかねばならないと思える記事でした。
カテゴリ:鍼灸
ebara / 2010年07月21日(水) 20:38
最近、ちらほら線維筋痛症についての記事を見る機会が増えてきました。
記事は、今日の京都新聞の朝刊に掲載されていた記事です。
線維筋痛症は重症化すると大変ですが、全国に推定250万人の患者さんがいるのではないかとも耳にします。
図にもあるように全人口の2%と言う事ですから、ざっと50人に1人の計算ですから、ありふれた病気とも言えます。
もちろん、その2%の中にも症状が重いものや、軽いものもあります。
そのありふれた病気が、保険も効かない、認知もされていないでは、患者さんも治療をする側も困ったものです。
いずれにしても、痛みは我慢せず速やかに除痛するのが、いまのところ一番の良策のようです。
カテゴリ:医療情報
ebara / 2010年07月20日(火) 08:14
前回、めまいと耳の閉塞感で刺絡治療をしました。
ここ数日、また左耳の調子が悪くなってきたので、昨日の昼休みに胸鎖乳突筋の中央付近の筋腹中心に、同じように刺絡治療を施しました。
治療後は変化ありませんでしたが、今日は朝から耳の調子は快調です。
100%でなくても、自分で対処できる方法が分かっていると助かります。
これは痛みにも共通する事です。
私は、腰痛の時はアイシングをする事で急場をしのぎます。
最初に、刺絡治療をした時の血は、
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=53071269&comm_id=4683800
の画像にもあるように、数か所ドロドロ塊のようになる部分がありましたが、今回はサラサラしたものでした。
東洋医学で言う瘀(オ)血と言う状態なのでしょう。
今回は、一番小さなバンキーだけで吸引したので、以前より跡が目立ちにくいような気がします。
カテゴリ:鍼灸
ebara / 2010年07月14日(水) 12:37
自分でする刺絡治療
今日は、めまいもなく、3週間も続いた耳の閉塞感、自分の声がこもると言う症状はありません。
耳の症状は9割以上は改善しています。
刺絡が効いたかわかりませんが、完骨を始め、耳鳴りに効果がありそうなツボ、胸鎖乳突筋の停止部の乳様突起付近、側頭筋、咬筋はくまなく鍼をしたのですが、効果は感じませんでした。
昨日より刺絡をした部分が目立つ感じです。
カテゴリ:鍼灸
ebara / 2010年07月05日(月) 12:43
TP研究会のスタッフの方は、筋肉の触察を学ぶときには、この本を参考にしていると仰っていたので、取り寄せました。
プロメテウスは、絵で描かれていますが、この本は人体標本の各部位の解剖の画像となります。
カテゴリ:読書
ebara / 2010年06月02日(水) 14:48
以前、欲しかった本が廃刊になり手に入らず、ようやく新刊本で手に入れることが出来ました。
カテゴリ:読書
ebara / 2010年05月20日(木) 21:17
また、懲りずに買ってしまいました。
中身はまだ読んでいません。
技術的な事は、本で知るには限界がありますし、考え方も絶えず進歩するでしょうから、そろそろ技術系の本を買うのは辞めにしたいと思います。
カテゴリ:読書
ebara / 2010年05月02日(日) 19:42