痛みに関する話題を綴った日記です。
以前、発売されたTHE 整形内科が、今回書籍化されましたので購入しました。
医師向けの本ですが、筋膜性疼痛症候群(MPS)について、多くのページが割かれているので、我々のような代替医療家にもお勧めです。
内容は、前回の物よりも深く学べるようになっています。
筋膜性疼痛症候群(MPS)は、痛みだけでなく、めまいや頭痛etc 自律神経失調症、不定愁訴と呼ばれる症状とも深い関係があると言われています。
筋膜性疼痛症候群(MPS)という痛みは、ありふれているにも関わらず、多くの医療従事者の多くが、その存在を知りません。
そのために、適切な診断をsれず、治療を受けられない方が、たくさん居ると考えられています。
当院は、筋膜性疼痛症候群(MPS)と呼ばれる痛みや症状の治療に特化した施術院です。
カテゴリ:読書
ebara / 2016年05月26日(木) 08:39
筋膜性疼痛症候群(MPS)という痛みは、ありふれているにも関わらず、多くの医療従事者の多くが、その存在を知りません。
また、筋膜性疼痛症候群(MPS)は、痛みだけでなく、めまいや頭痛etc 自律神経失調症、不定愁訴と呼ばれる症状とも深い関係があると言われています。
筋膜性疼痛症候群(MPS)の治療には、トリガーポイント鍼・筋膜リリース療法が、力を発揮します。
加茂整形外科医院ブログ、心療整形外科
病名が不適切にもほどがある。⇒http://junk2004.exblog.jp/25832679/
より抜粋。
筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の診断基準 (Simons,1990)
International MYOPAIN Society
●大基準
1局所的な疼痛の訴え
2筋筋膜の圧痛点から関連痛として予測しうる部位での疼痛あるいは違和感
3触れやすい筋肉での索状硬結の触知
4索状硬結に沿った一点での強烈な庄痛点(ジャンプサイン)の存在
5測定可能な部位では、可動域のある程度の制限
●小基準
1圧痛点の圧迫で臨床的疼痛の訴えや違和感が再現する
2 圧痛点付近で索状硬結に垂直に弾くような触診を加えたり、圧痛点に注射針を刺すことで得られる局所的ひきつり反応
3筋肉を引きのばしたり(ストレッチング)、圧痛点への注射により疼痛が軽快する
診断には大基準5項目すべてと、少なくとも1つの小基準を満たすことが必用
当院は、筋膜性疼痛症候群(MPS)と呼ばれる痛みや症状の治療に特化した施術院です。
カテゴリ:痛み痺れ
ebara / 2016年05月24日(火) 08:21
我が国の痛みの医療は、欧米諸国より20年以上遅れていると言われています。
筋膜性疼痛症候群(MPS)という痛みは、ありふれているにもかかわらず、医療従事者の多くが知りません。
そのため、筋膜性疼痛症候群(MPS)は、他の色々な病気と誤診され、不要な手術や投薬が行われているケースもあると聞きます。
当院は、筋膜性疼痛症候群(MPS)と呼ばれる痛みの治療に力を入れています。
第9回日本運動器疼痛学会より抜粋
https://www.facebook.com/2016JAMP/
http://www.pcoworks.jp/jamp2016/
筋筋膜性疼痛(Myofascial Pain: MP)とは、「トリガーポイント(TP)」が見られる局所的な筋性の痛み、と定義されているが、簡単に言えばいわゆる筋肉痛である。
近年多少知名度が上 がってきたが、医学的にほとんど注目されず、体系的な研究もほとんどされていない。
一方で、慢性痛患者の60~80%にみられる病態であり、MPが痛みの 主因であることも珍しくない。
血液検査、画像検査などで異常は全く見られず、臨床所見上は当該部位の筋内に索状物をふれ、索状物中にあるTPを刺激するこ とで痛みを再現できる。
重い、鈍い、鋭い、拍動性の、(神経障害性痛のような)ピリピリした、など痛みの性質は様々である。
痛みの部位や性状から、他の疾 患による痛みと間違えられることもある。
たとえば、腹部の筋群のMPが腹部臓器の疾患による痛みと誤認され、様々な検査や(手術を含む)治療を受けてし まった患者も複数いる。
MPを診断する際に最も重要なのは、「痛みの原因はMPではないか」と思いつくことである。
MPに対する薬物療法の効果は限定的であり、強オピオイドを十分量使ってさえも十分な鎮痛は得られない。
治療の中心となるのはTPを対象とした各種トリ ガーポイント療法(局所麻酔薬注入、鍼灸療法、マッサージ、温熱療法など)で、それに運動療法(ストレッチングやエアロビクス的運動)と心理療法(リラク ゼーションなど)を組み合わせる。
ただ、根本的な治療には、MPが起こり、維持されている原因を見つけ出し対処することが重要となる。
原因として考慮すべ きこととしては、運動不足や(逆に)過剰な運動、職場や日常生活上での不適切な姿勢、肥満やるい痩、睡眠障害、睡眠時無呼吸症候群、アルコール多飲、喫 煙、過剰な薬剤摂取(ベンゾジアゼピン系、NSAIDs、筋弛緩薬、オピオイド系鎮痛薬など)である。
すなわち、MPは、特に慢性化してこじれた場合、生活習慣病であり、患者自身が気付いていないこともある生活習慣の歪みを根気よく修正していく作業が必要となる。
カテゴリ:痛み痺れ
ebara / 2016年05月11日(水) 07:58
前回のブログで、急性痛とは、例えれば、包丁で指を切った時に、早く止血しないと命にかかわりますと、自分に危険を知らせてくれる信号です。
と説明しました。
今回は、慢性痛についてよく分かる動画、5分でわかる(痛み)と痛みへの対処法)!!
を案内しますので、長引く痛みでお困りの方は、参考にしてください。
上の動画にあるように慢性痛と呼ばれる痛みは、脳の認知が大きく関わっていると言われていますが、脳の認知を変えるには、きっかけが必要です。
また、慢性痛と戦う上で心のサポートも不可欠です。
当院は、慢性痛と呼ばれる痛みの治療だけでなく、慢性痛と戦う患者さんの心のサポートにも力を入れています。
カテゴリ:痛み痺れ
ebara / 2016年04月29日(金) 09:18
痛いと言う訴えの中に、色々な痛みが混在します。
痛風やリウマチのように炎症が関与した痛み、外傷などによる組織の損傷による痛み、帯状疱疹の痛み、何かを庇うための痛み、原因がはっきりしない痛み etc
レントゲンやMRI検査のような画像では、軟骨のすり減りや、椎間板ヘルニアを見つけることができても、痛み自体は見えません。
また、慢性痛と急性期の痛みが混在している場合もあるでしょう。
まずは、下の動画を見て、急性痛と慢性痛の違いをしっかり理解しましょう。
そして、諦めずに立ち上がりましょう。
急性期の痛みとは、ケガをして出血しているので、早く止血しないと命にかかわりますと、自分に危険を知らせてくれるような、生理的な反応です。
慢性痛とは、ケガが治ったにもかかわらず、いつまでも続く痛みです。
慢性痛と呼ばれる痛みに、当院で行う施術が、お役に立てるかもしれません。
カテゴリ:痛み痺れ
ebara / 2016年04月22日(金) 15:46
腰痛の対処法で最悪なのは、安静にすることです。
痛くても、動かせる範囲で動かすことが、治癒への近道となります。
目から入る情報はインパクトがあり、信じ込みがちですが、背骨や骨盤の歪みと腰痛との因果関係は、科学的に何一つ証明されていません。
証明されていないにもかかわらず、レントゲン、MRI、姿勢アプリなどを見せられ、歪みが腰痛の原因と言われ、不安を煽られていた患者さんを診る機会が多々あります。
痛みは複雑ですが、活性化したトリガーポイント、筋膜などの軟部組織と呼ばれる物を、しっかり治療するだけで事足りる腰痛はたくさんあります。
安静にすることなく、背骨や骨盤の歪みやが痛みと無関係であることをしっかり理解し、不安を煽られないように知恵を持ちましょう。
TMSジャパンのMLより
■急性または再発性腰下肢痛に対する治療としての安静臥床(2~7日間)は、疼痛緩和・回復速度・ADL(日常生活動作)改善・欠勤日数という点で、プラシーボや通常の活動より効果がない(★★★)。http://amzn.to/Hk8veA
■腰痛患者100名と健常者100名を対象に腰部X線写真を比較した研究では、両群間の腰仙移行椎、脊椎辷り症、潜在性二分脊椎、変形性脊椎症の検出率に差は認められなかった。画像検査による脊椎の異常所見は本当に腰痛の原因か? http://1.usa.gov/lCMbXb
■腰痛患者200名と健常者200名のX線写真を比較した結果、脊椎辷り症、腰仙移行椎、潜在性二分脊椎、椎間狭小、変形性脊椎症、脊柱側彎症、前彎過剰、前彎減少、骨粗鬆症、シュモール結節、圧迫骨折、骨盤傾斜の検出率に差はない。http://1.usa.gov/jb0ly3
下の動画は、エコーガイド下筋膜リリース鍼の様子です。
画面矢印の先が動きますが、鍼で筋膜をリーリースしている様子が伺えます。
★全ての患者様に、エコーガイド下筋膜リリース鍼を行うわけではありません。
カテゴリ:鍼灸
ebara / 2016年04月13日(水) 08:45
当院には、プロスポーツ選手や医師、医師のご家族、看護師、コメディカルの方が、治療に来てくださっていますが、鍼灸はまだまだ身近な物ではなく、実際に受けた事がある人は、全人口の5~6%ととも言われています。
トリガーポイント鍼灸に限れば、1%未満になるのではないかと、個人的には思います。
現実に鍼灸を受ける人は少ない訳ですから、その間のハードルを低くする努力が、我々の 業界には必要です。
それも一重に、鍼灸の治療には、質の高いエビデンスがなく、治療家の考えや技術がバラバラだからでしょう。
ただ、今のように医療資源が整っていなかった時代から、長く残り続けているのも事実です。
下の記事は、西洋医学の医者がハリ治療を受けて感じたことが書かれています。
鍼灸と一括りにされていますが、意外に鍼灸に興味を持っている人が多い事に驚きを感じました。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakayamayujiro/20150809-00048323/
引用はじまり
筆者は、あくまで「効くか否か」に注目し、自らの体を使用して3ヶ月毎週鍼灸治療を受けて実験した。
結論の前に、筆者が行ったアンケート(アプリ755で2015/8/8施行)によると、「鍼灸にどのようなイメージがあるか」について、回答した23人中14人(60.9%)が「痛そう」で、他に「怖い」「危なそう」などがあった。特に何人かが「針が清潔かどうか心配」とコメントしていた。
また、その上で「鍼灸治療をやってみたいか」という質問には23人中18人(78.3%)が「やってみたい」と答えたが、「どこの誰がやるのかをしっかり調べてから」「腕や安全性を担保する何かがある場合に」などと条件をつける人が多かった。
つまり、「鍼灸は痛そうだけれど、安全ならやってみたい」と考える人が多いことがわかった。
1、鍼は痛いのか?
結論を言えば、鍼は痛くないと言えそうだ。
中略
筆者が受けたハリは、「ほぼ痛みはゼロ」だ。これは初回の、どんな治療をされるかわからなかった時からそうであった。たまに、20本に1本ほど毛根に当たってしまい、「いてっ」と少しびくんと動いてしまうほどの痛みはあるが、他はほぼ全く痛みを感じなかったのである。
2、鍼は効くのか?
中略
結論は、腰痛、肩こりはほぼ完全に改善毎日5,6時間をおじぎの姿勢のような軽い前傾姿勢で手術している筆者は、これまで5回ほどぎっくり腰を患ったことがある難治性の腰痛持ち。
硬膜外麻酔や筋弛緩剤の内服をしたこともある。毎週マッサージや指圧に通っていた。
それが、鍼灸治療を始めてからマッサージなどにはまったく行かなくなり、自覚する腰痛は1割以下になったと実感する。
そして追記しておきたい効果が、「メンタルの安定に役立った」ということである。5月病で憂鬱になりやすい5月や、雨の多い梅雨の季節には特に理由がなくても気分が塞ぐもの。
しかし、筆者は5月から3ヶ月鍼灸に通っていたからかはわからないが、精神状態の安定を強く自覚した。
3、鍼は危なくないのか?
中略
使用する鍼は滅菌された一度使い切りのディスポーザブル製品なので安心だ。
感染の可能性はほぼゼロと考えられる。
神経損傷や出血は、身体に鍼を刺す以上は一定のリスクは免れない。
が、我々医師や看護師が病院で普段行っている採血や点滴、穿刺ドレナージなどの穿刺行為で起こる合併症の極めて稀な頻度を考えると、実際に問題にはならないだろう。
引用終わり
カテゴリ:鍼灸
ebara / 2016年03月14日(月) 07:28
ここ数年、テレビやCMで、糖質制限と言う言葉を耳にするようになった気がします。
確かに糖質の取り過ぎは、体によくないのは事実ですが、極端なやり方は、かえって体に害を及ぼす可能性があります。
守屋先生のブログ記事にもあるように、ストレスは、精神的なものだけでなく、食のストレスもあります。
TVの影響力は凄いものがあるんだなぁ~⇒http://mchiro.exblog.jp/25182617/
痛みが長く続く人は、食べ物に注意を払うだけでも、痛みが和らぐかもしれません。真島康雄医師の著書、脳梗塞・心筋梗塞は予知できる。と言う本は、摂取を控えたほうがよい食べ物について、糖質制限と少し違った視点から書かれているので、参考になるかもしれません。
カテゴリ:読書
ebara / 2016年02月28日(日) 19:18
幸せはすべて脳の中にあると言う本は、大阿舎梨、酒井雄哉氏と脳科学者の茂木健一郎さんとの対談形式になっている、読みやすい本です。
最後に残ったものをコツコツやり続けるしかないのでしょうね。
当院の貸し出し本に追加します。
カテゴリ:読書
ebara / 2016年01月08日(金) 12:34