過去に治療を行った症例報告です。治療部位毎に経緯などをまとめています。左側のカテゴリ選択から治療部位を選択できます。
ぎっくり腰は、みなさん聞いたことがあると思いますが、背中にも同じような痛が起こることがあります。
ぎっくり背中と言うと分かりやすいかもしれません。
ただ、背部の深層は肺があり、胸膜を鍼で貫いてしまうと気胸にる恐れがあります。
万が一、気胸になると息が出来なくなるので、不用意に深層を治療するのは、危険を伴います。
下の動画は、エコーガイド下筋膜リリース鍼の様子ですが、胸膜の位置を把握しながら、背部の胸最長筋の深層を治療している様子です。
見辛いかもしれませんが、矢印の先に鍼があり、右下で動くところが胸膜です。
エコーガイド下筋膜リリース鍼は、可視化しながら安全に、危険を伴う場所を治療することが可能です。
下の画像が、胸最長筋です。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
・定休日 日曜日 祭日
カテゴリ:背部の痛み
ebara / 2016年03月17日(木) 20:45
50歳代女性のAさんは、長く左股関節の痛みに悩まされていました。
整形外科、接骨院、鍼灸、整体、カイロプラクティック etc 多くの治療をしてきたそうですが、治療した直後は楽になるものの、次の日には元に戻るように悪化してきたそうです。
整形外科では、手術するしかないと言われ、家族がインターネットで、当院の存在を知り、1月の下旬に来院されました。
初めて来院されたときは、バス停から当院まで、股関節の痛みで、何度も何度も休みながら歩かないといけない状態でした。
初診時、主訴の痛み以外に、股間節の可動域が全方向で制限され、殿部の筋肉の萎縮にともなう筋力の低下も認められました。
殿部、腰部、大腿部の赤いマークを1ヶ月間に5回治療した時点で、痛みはほぼ消失するまでに良化。
可動域制限、筋力低下については、セルフメンテナンスと運動指導を行い略治とした症例です。
★下の動画は、エコーガイド下での腰へのトリガーポイント鍼の動画ですが、今回の症例とは関係がありません。
また、すべての患者様に、エコーガイド下でのトリガーポイント鍼を行う訳ではありません。
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カテゴリ:股関節の痛み
ebara / 2016年03月08日(火) 14:20
80歳女性のAさんが、手管症候群の手術を3日後に控え来院されたのは、2月の終わり頃でした。
去年の12月の初旬に、これといった原因もなく、左手が痺れるようになり、徐々に症状が酷くなって来たそうです。
他の病気で通院中の大学病院で検査の結果、手管症候群という診断で手術を予約。
ただし、痺れが取れる保障は無いという話だったそうです。
下の図は、手根管症候群の症状。
初診時は、筋の萎縮なく筋力正常、チネル兆候なし、超音波エコーでもガングリオンのようなものは介在せず、痺れを訴える部位が、正中神経のエリアと微妙に違う etc
筋膜性疼痛症候群(MPS)による痺れの可能性を考え、主に左前腕の屈筋を中心に施術しましたところ、一回の治療で著好し痺れが大きく改善、その日のうちに手術をキャンセルされたそうです。
3回にわたって、前腕のトリガーポイントの治療をしたところ、寛解と呼べる状態にまで良化したので、略治とした症例です。
赤いマークが主な治療のポイントです。
★下の動画は、エコーガイド下での前腕屈筋へのトリガーポイント鍼の動画ですが、今回の症例とは関係がありません。
また、すべての患者様に、エコーガイド下でのトリガーポイント鍼を行う訳ではありません。
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カテゴリ:手・腕の痛み
ebara / 2016年03月08日(火) 07:40
四十代男性のAさんは、数年前に椎間板ヘルニアの手術をして、暫くはよかったとのことですが、ここ数年はギックリ腰を繰り返すようになり、病院を受診したところ、椎間板ヘルニアの再発で、二度目の手術を勧められたそうです。
知り合いに、当院のことを教えて貰い、県外から痛い腰を庇いながら、時間をかけて通院してくださいました。
初診時、痛みで腰が伸びず、体が傾いていましてが、週一回のペースで2ヶ月、8回の通院で仕事にも復帰でき、日常生活には困らなくなり、寛解と呼べる状態にまで良化しました。
また、当院で行う施術は、高度な技術が必要であると同時に、とても時間がかかる治療です。
治療する時間がかかると言う事は、治療を提供する側に取っては、あらゆる面でかなりの負担になるのですが、長くかかる時間を利用しながら、慢性痛と呼ばれる脳の状態、それを変えるには治療だけでなく、認知行動療法の必要性をお話し、日常生活の中でよく歩くなど運動を取り入れていくことや、元気になった時にどんな自分でいるのか? etc イメージを強化する方法のようなものを宿題としてお出ししました。
Aさんは、そのアドバイスをしっかりこなされ、自分で治すんだと言う強い意志を持たれたことが、治癒への大きなき力になったと思われる症例です。
★下の図のように、赤いマークの腰を中心とした体幹、臀部、大腿上部などのトリガーポイントを治療しました。
青い部分は。ヘルニアの手術痕です。
★下の動画は、エコーガイド下での臀部深部へのトリガーポイント鍼の動画ですが、今回の症例とは関係がありません。
また、すべての患者様に、エコーガイド下でのトリガーポイント鍼を行う訳ではありません。
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カテゴリ:首・腰の椎間板ヘルニア
ebara / 2016年03月04日(金) 08:37
数年前から続く右前腕の痛みで来院された男性の患者さんの症例です。
手を酷使する仕事で色々な治療を試したが効果が見られず、最近では自転車のハンドルを握ることも辛くなり来院されました。
痛みは前腕の筋肉だけでなく、棘下筋も深く関係していたようで、棘下筋、指伸筋を中心に約2ケ月の間に8回の施術をしたところ、症状は徐々に良化して行き8回目の治療終了時点寛解と呼べる状態にまで回復しましたので略治としました。
・江原鍼灸整骨院.
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
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カテゴリ:手・腕の痛み
ebara / 2016年02月10日(水) 07:37
80歳代男性Aさんは、四ヶ月程前に、趣味のガーデニングを終えてから、右腰から右臀部に痛みを覚え、右脚に力が入り辛く歩行が困難になり、近くの整形外科と大学病院を受診、脊柱管狭窄症と診断されたそうです。
初診時、健側と比べると、患側の四頭筋、大腰筋の筋力が明らかに落ちていましたが、深部反射は正常、知覚も問題なく、除外診断も済んでいたことから、筋膜性疼痛症候群(MPS)と判断し、赤いマークの部分をを施しました。
一回目の治療後から、すぐに筋力は正常に戻り、週二回のペースで合計四回の治療(約二週間)をした時点で、寛解と呼べる状態にまで良化したので、略治とした症例です。
Aさんは、脊柱管狭窄症と診断されていましたが、トリガーポイント鍼灸・筋膜リリース治療が有効であったことから、痛みの本態は、脊柱管狭窄症ではなく、筋膜性疼痛症候群(MPS)だったのかもしれません。
他の脊柱管狭窄症、坐骨神経痛への治療例です。⇒http://www.ebara-acupuncture.com/archives/category/case_report/spinal-canal-stenosis
脊柱管狭窄症とは⇒http://www.ebara-acupuncture.com/archives/10345
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カテゴリ:坐骨神経痛 脊柱管狭窄症
ebara / 2016年02月08日(月) 07:46
左親指が痛みと伸ばす時にひっかかる(ばね指)と言う訴えで、施術を希望され来院された、40歳代女性の症例です。
MP関節の長拇指屈筋腱付近にジャンプサインを認めましたので、患部を超音波エコーのモニターを見ながら、患者さんと一緒に観察しました。
ジャンプサインの部位には、低エコー像に映し出された、ガングリオンのようなものが見えました。
診断は、医師にしかできませんが、今の状態は、ガングリオンのようなものが介在し、ばね指のような状態になっているのではないかと考えられるので、トリガーポイント鍼灸・筋膜リリースを治療の第一選択肢にするべきでなく、低エコー像のものが何であるのか?
除外診断を優先しましょうと言う事を納得していただき、整形外科を受診していただきました。
当院では、患者様の病態を細かく観察し、適応外の疾患は、ご希望があれば医療機関を紹介いたします。
実際の腕、手首、指の治療例⇒http://www.ebara-acupuncture.com/archives/category/case_report/upper-limb
矢印の先に、直径4ミリ弱の低エコー像(黒い塊)が見られ、プローブで押しても形が変わらないことから、ガングリオンのようなものではないかと考えられます。
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カテゴリ:手・腕の痛み
ebara / 2016年02月05日(金) 08:21
腱板断裂や骨の変形は、当院の施術では治りませんが、痛みは十分に取れる可能性があります。
下のエコー像は、左肩の痛みで病院を受診。
MRI検査で腱板断裂、肩峰下滑液包炎と診断され、リハビリを行っていたが良くならずに、来院された50歳代男性のものです。
白い矢印の先が腱板と呼ばれる部位になりますが、超音波検査の画像からも、患側の腱板の厚みが健側よりも薄くなり、平坦化していることから、腱板断裂と考えられます。
また、赤い矢印の先が黒くなっているのは、肩峰下滑液包に水が溜まっていると考えられます。
青い矢印の先は、骨棘(変形)と考えられ、機械的ストレスが同部位に、長い期間かかり続けていると考えられます。
凍結肩と呼ばれるような関節の拘縮はなく、手を添えてあげると肩の可動域は正常であり、超音波エコーで炎症所見も観察されなかったので、施術の適応と考え治療をしましたところ、数回の治療で寛解と呼べる状態になりました。
実際の肩の治療例⇒http://www.ebara-acupuncture.com/archives/category/case_report/shoulder
赤いマークの棘下筋、三角筋などを中心にトリガーポイントの治療しました。
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カテゴリ:肩の痛み
ebara / 2016年02月02日(火) 12:30
数か月前に、40代女性のAさんが、車で片道数時間かけて来院されました。
主訴は、20代のころから、悩まされ続けている緊張型頭痛です。
今迄、色々な治療を試してこられたそうですが、思うように緊張型頭痛の症状は、改善しなかったそうです。
首や顔面のトリガーポイントの治療を二回施術したましたが、その後、来院されなかったので、経過がわかりませんでした。
先日、二ヶ月ぶりに来院され、この二ヶ月の間、一度も緊張型頭痛に悩ませられることなく過ごすことができ、今回は、メンテナンスのつもりで治療に来ましたと、うれしい報告を聞かせていただくことができました。
赤いマークのところが、治療ポイントとなります。
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カテゴリ:その他の痛み
ebara / 2016年01月26日(火) 12:58
左の股関節の痛みで、当院の施術を希望され来院された、30歳代男性の症例です。
明らかに、大転子付近がが腫れているのが分かりましたので、患部を超音波エコーのモニターを見ながら、患者さんと一緒に観察しました。
診断は、医師にしかできませんが、今の状態は、滑液包炎の可能性が高いと判断し、当院での施術を治療の第一選択肢にするべきでないと言う事を納得していただき、整形外科を受診していただきました。
当院では、患者様の病態を細かく観察し、適応外の疾患は、ご希望があれば医療機関を紹介いたします。
実際の股関節痛の治療例⇒http://www.ebara-acupuncture.com/archives/category/case_report/crotch
患側のみに(右側の画像)矢印の先に黒い塊が見られ、大転子滑液包炎ではないかと考えられます。
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・定休日 日曜日 祭日
カテゴリ:股関節の痛み
ebara / 2016年01月16日(土) 13:29