過去に治療を行った症例報告です。治療部位毎に経緯などをまとめています。左側のカテゴリ選択から治療部位を選択できます。
赤い印の箇所に激しい痛みがある、60歳代の男性の患者さんが来院されました。
初発は、右の親指の痺れから始まったそうです。
それが、次第に腋の付け根から、肩の激痛へと変わって行ったそうです。
近くの総合病院の神経内科へ受診したそうです。
何故、神経内科に受診したかと尋ねたところ、経験的に整形外科では???だったからだそうです。
しかし、行われた診察は、レントゲン撮影。説明は、頚椎の5番の椎間板ヘルニアによる神経圧迫。
首の前湾の消失。
すぐに手術の必要は無いが、手術したほうが早い。
治療としては、牽引が良いとの事だったそうです。
そこで、僧房筋上部、肩甲挙筋、頚頭板状筋、棘下筋、前腕の圧痛部に鍼をしました。
今日、2回目の治療でしたが、良好のようです。
カテゴリ:症例報告 ,首・腰の椎間板ヘルニア
ebara / 2008年01月09日(水) 21:17
あるスポーツによる肩の痛みで、午前中授業を抜けて友達に連れられて来院されました。
図の赤い点に痛みがあります。
筋肉で言えば、上腕二頭筋健長頭腱、棘下筋、小円筋、大円筋と言う事になるでしょうか?
実際、かなりの強豪校で、日本代表に2名OGがいます。
絨毯爆撃のように、赤い印近辺に単刺(鍼を抜いては刺すを繰り返す)。
手技とテーピングで処置。
かなり、軽くなったと喜んでいましたが、結局、生徒は指導者に痛いとは言いづらい、言うと指導者が推薦する自由診療に行かされる。
など、強豪校になれば、絶対的上下関係が存在します。
どんなスポーツも競技レベルは、確実にアップしていますので、肉体への負担は大きくなっているように感じます。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
・定休日 日曜日 祭日
腰痛で色んな病院での治療経験があります。若い頃は、(勿論MRIなど無かった時代)椎間板ヘルニアと言われていたそうです。勿論、定番の牽引、注射、マッサージも経験済み。
ある病院では、80歳を超えてるにもかかわらず、週2~3回毎回リハビリで、腹筋背筋のトレーニングをやらされていたそうです。(自動運動は悪くないと思いますよ。)
80歳を超えておられるのですが、自分でネットをこなして情報収集されています。知識を持つのは良いと思いますが、正しいかどうかも分らない情報に、振り回されては元も子もありませんよ。
自分の腰痛の原因は、大きく右にかたむいた背骨の為と思っておられます。この歪みさえ治ればと思っておられました。実際、そのような部分には、筋硬結や圧痛点が例外無く見られます。
僕自身、圧痛点や筋硬結は、自覚症状の無い健常な人にも見られると思っていますが、鍼灸師の立場から毎日患者さんの身体を触っていると、そう言う部分にツボと呼ばれる部分が多く存在するのも事実ですし、トリガーポイントと一致する部分が多いのも事実です。
勿論、治療するポイントになります。余談ですが、ツボは簡単に言うと、筋肉の境目などにあるピンポイント。少しだけでもずれてしまえば、他のツボになりかねない。
トリガーポイントは、主に筋腹に存在する、ゾーンとして考えられると最近読んでる本に書いてあります。
赤い印は、この患者さんが痛みを訴えるポイントです。
前回の治療後は、数日間いままでに無いくらい調子は良かったと喜んでおられました。
今日は、もう少し脊柱に近く深い部分の筋肉を狙いたかったので、3番2寸の鍼を28本打ちました。
前回は、同じ本数で2番1寸6分の鍼を使いました。