過去に治療を行った症例報告です。治療部位毎に経緯などをまとめています。左側のカテゴリ選択から治療部位を選択できます。
去年の暮も押し詰まった頃に、右膝の痛みで足を引きずり、杖をつきながら来院された、60歳代女性の患者さんの症例です。
膝が痛くなる一か月くらい前に、かかりつけの内科医に、持病のためにも運動をするように指導され、頑張ってウォーキングをしている間に、徐々に右膝が痛くなってきたそうです。
そこで、整形外科を受診したところ、レントゲンなどの検査の結果から、変形性膝関節症から来る痛みと診断され、ロキソニンとモーラステープが処方されたそうです。しかし、ロキソニンを飲んで、モーラステープを貼って安静にしていても、更に痛みが強くなり、台所で立っていることも出来なくなったそうです。
膝に腫れも無く、筋膜性疼痛症候群と判断して治療を開始し、内側広筋や鵞足、半腱・半膜様筋を中心に、一か月の間に5回のトリガーポイント鍼灸治療を行ったところ、痛みが完全に消失し、日常生活に支障がなくなったので、略治とした症例です。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
・定休日 日曜日 祭日
カテゴリ:膝の痛み
ebara / 2015年01月28日(水) 07:42
60才代の女性の症例です。 徐々に背中から腰が痛くなり、伸ばそうとすると背中に激痛が走り、ぎっくり背中とでも言うような状態で、家族に抱えられ京都市上京区の方から来院されました。圧迫骨折の可能性もありますので、簡易的に棘突起を打腱器を使って叩いてみても、痛みを誘発することはありませんでした。すぐに除外しておかなければいけない内科的な疾患などもく、鍼灸治療を開始しました。
初回は、右の背部の最長筋に認知覚を認め、そこを治療すると可動域はすぐに改善、痛みも7割は取れました。二回目に来院された時は、前回の治療箇所は良化しており、変わりに左の多裂筋の仙骨付近に認知覚を認めました。
そこを治療した後、動作確認をしたところ、痛みが消失しましたので、略治とした症例です。
カテゴリ:背部の痛み
ebara / 2015年01月24日(土) 07:41
去年の秋ころから、両膝を中心とした脚の痛みで、仕事を休職されてた40代の男性の症例です。
病院では、膝内症と言う診断で、電気治療とリハビリに通っていたそうですが、症状の改善が見られなかったそうです。仕事は、長時間の立ち仕事で、立っていると、両膝を中心に両大腿、両下腿と移動するように痛くなるが、横になっていると痛みは起こらないと言うお話でした。
元々、腰痛も若い頃からあったそうで、広範囲の筋膜性疼痛症候群と判断し、膝周り、殿部、腰部、下腿など、触診と鍼の反応を見ながら、治療を開始しまた。
約一ヶ月半の間に7回の治療終了時点で、右脚の痛みはほぼなくなり、左脚の痛みは。初診時10⇒2に良化。遠方からの来院ということもあり、略治とした症例です。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
・定休日 日曜日 祭日
カテゴリ:膝の痛み
ebara / 2015年01月15日(木) 07:51
硬式野球部に所属する高校生が、去年の暮れも押し詰まってきた頃に、インターネットで検索され、来院されました。
主訴は右腰の痛みで、去年の夏頃に徐々に痛みが強くなり、病院を受診したところ、椎間板ヘルニアからくる痛みと言う診断で、安静を指示されたそうです。クラブを休んで安静にしても痛みに変化がないので、近所の治療院に毎日のように通院して、腰に電気をあて手技を加えてもらっていたそうです。治療直後は楽になるが、次に日には、元に戻ると言うお話でした。
筋力検査、深部反射は異常なし、腰椎分離症など、除外しておかなければいけない疾患の検査は、すでに済んでいたことから、治療を開始しました。
右の腰が痛いと言う事でしたが、動作分析や触診から判断すると、右の中殿筋の後縁部に訴える痛みの原因があるように思えました。
そこを中心に施術をしたところ、治療直後から、運動時の痛みがほぼ消失し、略治とした症例です。
カテゴリ:首・腰の椎間板ヘルニア
ebara / 2015年01月14日(水) 14:15
普段何もしないのに、身体を鍛えようと腕立て伏せをしてから、徐々に左の肩が痛み出し、夜間痛で何度も目が覚めるようになったと50歳代の男性の患者さんが、ご家族の紹介で来院されました。
整形外科では、レントゲンに異常はなく、肩の炎症による痛みであろうと言う診断で、痛み止めのロキソニンと湿布が処方されたようですが、効果が全く無かったそうです。
私は、消炎鎮痛剤に効果が無かったこと、問診、触診、動作確認などから、筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)による痛み、詳しく言うと大胸筋の上腕骨付着部の問題と判断しました。
鍼治療は、恐いと言う事でしたので、赤い部分は、トリガーポイント治療の専用ツール。それ以外は、ミオラボを使って治療をしました。二回目の治療に来られた際は、痛みは80%以上取れて楽になり、久しぶりに熟睡できたと言うお話でした。二回目の治療後、痛みがほぼ無くなったことを確認して、略治とした症例です。
右がトリガーポイント治療専用ツール、左がミオラボ。
カテゴリ:肩の痛み
ebara / 2014年12月17日(水) 07:24
70歳代男性の患者さんの症例です。
半年くらい前から、右の腰が痛み出し、痛みが臀部から右下肢まで広がり、立っていられなくなり、病院を受診されたそうです。
MRI検査の結果、脊柱管狭窄症と診断され、湿布と痛み止めが処方され、暫く様子を見ましょうと経過観察になったそうです。
痛み止めも湿布も効果なく、我慢も限界に近づいた頃、以前、同じような痛みを患っていた知人を思い出し、相談したところ、当院を紹介されたそうです。
小殿筋、梨状筋、腰方形筋 etc 赤いマークにあるような筋肉を、約1ケ月の間に6回、トリガーポイント鍼治療しました。その時点で、ほぼ痛みがなくなり、日常の生活で困ることは無いくらい良化したと言うお話でしたので、略治とした症例です。
カテゴリ:坐骨神経痛 脊柱管狭窄症
ebara / 2014年12月09日(火) 15:47
70歳代の女性の患者さんの症例です。
半年ほど前から、右の親指の付け根が痛み出し、最近になり、夜にズキズキうずくようになって、痛みで目が覚めるようになったそうです。
かかりつけ医に相談したところ、血液検査では異常がないが、リウマチの可能性も否定できないので、暫く様子を見ましょうと言われてから、痛みに不安が加わり、寝ても覚めても痛みが気になって仕方がないようになり、知人の紹介で、来院されました。
不安は、痛みを増強させる恐れがあります。
訴えられる痛みの箇所は、長拇指外転筋腱の付着部で、著明なジャンプサインがありました。
長拇指外筋や付着部を中心とした部位に、約10日の間にトリガーポイント鍼を三回したところ、痛みが嘘のように良くなったと言うお話でしたので、略治とした症例です。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
・定休日 日曜日 祭日
カテゴリ:手・腕の痛み
ebara / 2014年12月05日(金) 07:49
70歳代の女性の患者さんの症例です。
1週間くらい前から左膝が痛み出し、膝の専門医を受診したところ、変形性膝関節症で直ぐに手術が必要と診断されたそうです。
痛くなるまでは、正座もできていたそうですから、レントゲン上で変形はしていても、痛くなる前から、関節の機能が失われていると言う事でもなさそうでした。
結論から言うと、内側広筋付着部を中心に、三回のトリガーポイント鍼治療で、痛みがなくなり正座できるまでに寛解しました。
手術が必要と言われるくらい膝が変形している方もおられるでしょうが、その約二倍の方に、同じくらい(またはそれ以上)膝が変形していても、膝の痛みながないと言うデーターもあるそうですから、変形と痛みを直ぐに結びつけることはできませんね。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
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・定休日 日曜日 祭日
カテゴリ:膝の痛み
ebara / 2014年11月28日(金) 20:40
陸上競技をしている高校生が、右の股関節の引っかかりと痛みを訴え来院されました。
整形外科にて、弾発股による股関節の炎症で、三週間クラブを休んで安静にするように診断されたそうです。
痛みは、太ももを胸に抱え込むような動作(股関節の屈曲)の半ばで強くなると言うことでした。
大腿筋膜張筋、中殿筋の前部を中心に、トリガーポイント鍼をしたところ、すぐに痛みも引っかかりもなくなりました。
治療当日から、陸上競技に復帰したそうですが、痛みも引っかかりもなく、クラブ活動が出来ていると保護者の方から報告を受けました。
トリガーポイント鍼1回で良くなった訳ですから、痛みの本体は炎症と言うより、筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)だったのかもしれません。
カテゴリ:股関節の痛み
ebara / 2014年11月23日(日) 17:44
首の椎間板ヘルニアと診断された、50歳台の男性の患者さんが、右肩甲骨の内側縁から右上肢、右前腕にかけて激しい痛みを訴えて、知人の紹介で来院されました。
問診では、特に思い当たる原因も無く、しいて言えば、仕事柄パソコンをよく使うので、最初は、肩が凝っているのか程度に考えていたそうです。
そのうち治るだろうと放っておいたら、痛みは良くなるどころか、腕の方にまで広がって来たそうです。
深部反射や触圧覚、筋力検査で異常が見当たらなかったので、筋・筋膜性疼痛症候群による痛みを最優先に考え治療に移りました。
この方の場合、棘下筋のトリガーポイントが、訴えられる痛みと大きく関係していたようでした。
約一ケ月の間に、トリガーポイント鍼を五回行った時点で、寛解と呼べる状態まで良化しましたので、略治とした症例です。
※白いマークが治療をした棘下筋のトリガーポイントです。棘下筋のトリガーポイントは、上記の患者さんの訴えのように、遠く離れた前腕の伸筋群にまで痛みを飛ばすことがあります。
カテゴリ:首・腰の椎間板ヘルニア
ebara / 2014年11月07日(金) 13:13