私は8月上旬のある朝、首(右側)の激痛で目が覚めました。
以前より寝違いをよく起こす事があり、たいてい湿布を貼って2,3日で治っていましたので、いつものことと思っておりましたが、首の痛みが増していくばかりか、右肩、右胸、右手指にも痛みと痺れが発生しました。
言葉に表せないような痛みで、常に首に釘が刺さっている感覚です。しばらくは鎮痛剤や電気治療などで様子を見ていましたが、まったく効かずに1ケ月が経ち、整形外科を受診し、画像診断から、後縦靭帯骨化症(OPLL)と診断されました。
いわゆる頸椎部分の骨化した靭帯が脊髄や脊髄から分枝する神経根が圧迫されて知覚障害や運動障害を引き起こす病気とのことで、怖くて頭が真っ白になりました。
治療法は痛みを緩和する薬や神経ブロック注射で経過観察、ひどくなれば注射しかないとのことでした。
自分としては手術は怖いし、絶対避けたいとの思いから、藁をもすがる思いで色々な関連本を読みあさり、インターネットでこの病気を調べているうちに、筋痛(MPS)という言葉に出会いました。
筋骨格系の大半が筋肉のトラブルである、と言う考えに興味を抱き、この概念で治療をされている先生が全国にいらっしゃることを知り、自宅から通える範囲にあった江原鍼灸整骨院.のホームページをみつけて、トリガーポイント鍼治療を受けてみようと決心しました。
最初は半信半疑、鍼治療が初めてなので緊張しましたが、江原先生の痛みについてのご説明やどの部分に鍼を打ってどういう効果があるのか、とても丁寧でわかりやすい言葉でご説明いただいたので緊張も不安も和らぎました。
問題を起こしていると思われる筋肉に鍼があたるとキューッとつままれた感じで、悪化していた箇所がとてもよくわかります。
たくさんそういう箇所があったので、いろんなところに筋肉のトラブルが生じていたようです。
既に5回の治療を受けましたが、首は軽くなり、上下左右に動くようになりました。
肩・腕の痛みも日を重ねるごとに痛みが和らいでいます。
病院で診断された内容や治療法を否定する訳ではないですが、少なくとも筋痛(MPS)と呼ばれる筋肉のトラブルのトリガーポイント治療によって痛みが取れたということは、病院で診断された疾病が直接的な原因ではなかったのかもしれません。
江原先生には治療だけでなく、痛みの考え方・向き合い方などいろいろアドバイスをいただき、心理的に抱えていた不安も大分楽になりました。本当に感謝の気持ちで一杯です。再発防止のために、また定期的にお世話になりたいと思っています。
御迷惑でなければ今後とも宜しくお願いいたします。
カテゴリ:患者様の声
ebara / 2013年10月22日(火) 08:48