病院で、俗に言う五十肩と診断され、リハビリに通うも改善せず、知人に紹介されて来院された50歳代男性の患者さんの症例です。
主訴は右肩の痛みで、どの方向に肩を動かしても鋭い痛みが走る。
安静時や夜間に痛みは無い。特に外転と言う動作の時にある角度から痛みが強くなる。問診、触診、視診、鍼の反応から、赤いマークにあるように、大胸筋の上腕骨付着部、大、小結節の筋の付着部、棘下筋の鍼治療をしました。
治療後は大きく可動域、痛みともに改善しましたが、肩を動かした時に前側が詰まる感じが残ると仰るので、小胸筋、肩甲下筋の治療を加えたところ、痛みがほぼ消失したので略治としました。
五十肩と言われた痛みが、トリガーポイント鍼治療一回で、顕著な効果があった症例です。
カテゴリ:肩の痛み
ebara / 2013年10月12日(土) 13:12