患者さんは70歳代の女性です。
膝の変形は見た目にも結構なもんです。
かなりのO脚で、内側広筋の萎縮もあります。
この女性は、お茶の先生をされているので、結構な変形でも、正座は出来ます。
昨日赤い印の辺りが痛いと来院されました。今日は、赤い部分は治ったが、昨日痛くなかった青い部分が痛いと仰ります。
この2日間は、赤い印、青い印のところに鍼治療をしました。
2日続けて同じ箇所に鍼治療をしています。
2日とも施術後は、すぐに痛みが無くなりました。
トリガーポイントのチャートにも膝周りの筋肉の関連痛が、スネの筋肉に出るような記載は無かったと思いますが、何故、初日膝に痛みが無いのに、青い印のところに鍼をしたのかと申しますと、大概の痛みは、運動開始のほうが痛みがきつく、動かしていくと次第に痛みが和らぐ事が多い訳です。
このような状態は、番長が学生だった頃は、変形性の関節症の特徴とまで言われていました。この女性の場合、正座した後に歩き出そうとすると、前脛骨筋(スネ)の筋肉が痛いと仰ります。前脛骨筋は、足関節を動かす筋肉なんですが、そこを敢えて無視して、歩く時に足関節より比重が大きい膝関節を重視したと言う訳です。
理論もクソも無いのです。
その診立てが当っていたかどうかわかりませんが、番長のように結果がすぐに求められる治療家は、結果が全てな訳です。
急性期はこのような治療を数回で治癒してしまう事が多いです。
痛みを我慢しているメリットは無いと思いますが、治療の押し売りは出来ませんからね~
鍼灸師でありながら、ツボとか重視する事はまずありません。
もう大半のツボの名前も忘れてしまっています。
いつも、指先だけが頼りです。
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