30歳代の男性の患者さんが、インターネットを見て来院してくださいました。
数か月前より、右の膝が一日の中で幾度か刺すように痛む時があり、痛みのために思わずうずくまってしまうことがある。とくに動かした時などで痛みが誘発される訳ではないと言うお話しでした。
前医では、膝に水が溜まっているわけでもなく、レントゲン検査等異常もないので、半月板損傷とも考えにくいので、湿布と痛み止めで様子をみましょうと言う事だったそうです。
問診、触診、視診から異常なし。炎症性疾患などの除外診断も済んでいるので、筋、筋膜性疼痛症候群による痛みと判断し、トリガーポイント鍼治療をすることにしました。
入念に膝周りを触診すると鵞足部にトリガーポイントが見つかりました。
鵞足部に鍼を打つと外側広筋に関連痛が出ましたので、もう少し罹患筋を探しながら治療をしたいところでしたが、初めての鍼治療と言うことで過剰刺激にならぬように、初回は鵞足部に鍼を数本と手技を加え様子を見てもらいました。
二回目は膝全体に10本と手技療法。
三回目も膝全体にもう少し本数を増やして治療を進めました。
三回の治療で来られなくなったので、経過が分かりませんでしたが、先日、刺し込むような膝の痛みが、三回目の治療後から全く起こらなくなったので、これで様子を見ていきますとお礼の電話をいただきました。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
・定休日 日曜日 祭日
カテゴリ:膝の痛み
ebara / 2013年09月03日(火) 08:17