京都JR円町駅5分の江原鍼灸整骨院.は、トリガーポイント鍼灸・筋膜リリース専門院。ヘルニア、坐骨神経痛、むちうち、腰痛、膝痛の治療が得意
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80歳代後半の男性の腰痛とトリガーポイント - 症例報告

腰痛で色んな病院での治療経験があります。若い頃は、(勿論MRIなど無かった時代)椎間板ヘルニアと言われていたそうです。勿論、定番の牽引、注射、マッサージも経験済み。

ある病院では、80歳を超えてるにもかかわらず、週2~3回毎回リハビリで、腹筋背筋のトレーニングをやらされていたそうです。(自動運動は悪くないと思いますよ。)

80歳を超えておられるのですが、自分でネットをこなして情報収集されています。知識を持つのは良いと思いますが、正しいかどうかも分らない情報に、振り回されては元も子もありませんよ。 

自分の腰痛の原因は、大きく右にかたむいた背骨の為と思っておられます。この歪みさえ治ればと思っておられました。実際、そのような部分には、筋硬結や圧痛点が例外無く見られます。

僕自身、圧痛点や筋硬結は、自覚症状の無い健常な人にも見られると思っていますが、鍼灸師の立場から毎日患者さんの身体を触っていると、そう言う部分にツボと呼ばれる部分が多く存在するのも事実ですし、トリガーポイントと一致する部分が多いのも事実です。

勿論、治療するポイントになります。余談ですが、ツボは簡単に言うと、筋肉の境目などにあるピンポイント。少しだけでもずれてしまえば、他のツボになりかねない。

トリガーポイントは、主に筋腹に存在する、ゾーンとして考えられると最近読んでる本に書いてあります。

赤い印は、この患者さんが痛みを訴えるポイントです。

前回の治療後は、数日間いままでに無いくらい調子は良かったと喜んでおられました。

今日は、もう少し脊柱に近く深い部分の筋肉を狙いたかったので、3番2寸の鍼を28本打ちました。

前回は、同じ本数で2番1寸6分の鍼を使いました。

 

カテゴリ:症例報告 ,腰の痛み

ebara / 2007年10月24日(水) 22:19