就寝時、仰向けで殿部と布団が当たっているところが、むずむずして眠れないと訴え来院された40歳代の男性の患者さん。
先日、別件で来院くださいました。むずむず脚の症状は、二回のトリガーポイント鍼で良くなったそうです。
むずむず脚症候群は、中枢性感作症候群(中枢の過敏化)という病態として扱われますが、案外、足にできた活性化したトリガーポイントが、大きく関与しているのかもしれません。
活性化したトリガーポイントや筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)は、痛みだけでなく多彩な症状を呈します。
神経障害性疼痛も中枢性感作症候群(中枢の過敏化)として扱われ、リリカをはじめ向精神薬が処方されていますが、それでも効果があがらない症例に、トリガーポイント鍼が有効な症例が多数あることを考えれば、抹消の筋肉の治療がおろそかにされたまま、安易に神経障害性疼痛や中枢性感作症候群として、薬物療法が開始されていないか危惧してしまいます。
カテゴリ:自律神経失調症 その他の症状
ebara / 2013年05月25日(土) 17:08