鵞足炎とは、半膜様筋と半腱様筋と内転筋、縫工筋の腱が集まって脛骨に付着する部分の痛みです。
膝の曲げ伸ばしした際に腱が大腿骨とこすれ、また腱同士の間でもこすれ合い、いわゆるオーバーユースで痛みがおこると言われています。
運動量を減らしても痛みが引かない場合は、自力では治り辛くなっているとも言えます。
筋膜は筋や腱だけでなく、骨の表面とも繋がりあっていますので、感作した骨膜まで施術する場合もあります。
鵞足炎に、ロキソニンのような炎症を強く止める薬が劇的に効かない事が多いのは、先日のブログに書いたように、炎症による痛みよりも筋膜性疼痛症候群(MPS)による痛みのほうが強い混合痛と考えられるからです。
トリガーポイント鍼施術は、筋膜や腱、骨膜に出来た感作した部分(過敏化した部分)に直接小さな傷をつける事で、血流の再開、感作組織を壊し正常組織への再生を促す作用により、痛みを抑える効果があると考えます。
・江原鍼灸整骨院.
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
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・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
カテゴリ:鍼灸
ebara / 2023年05月15日(月) 06:47