私はランニングが趣味ですが、半年以上収まらない股関節の痛みに一人悩んでいました。
色んなマッサージやストレッチなどを試しましたが、全然よくなりませんでした。
自分で内転筋のマッサージをしても、後で痛みが増す始末。
もう最後は1kmも走らないうちに股関節に重い筋肉痛のような疲労が来て、足が終わってしまったような状態になっていました。
あれこれ情報を探しているうちにWEBサイトで江原先生のトリガーポイントエクササイズを知り、それに参加したのをきっかけに鍼治療も受け始めました。
最初の一、二回で良くなり始め五回目くらいですっかりよくなりました。
それから二年は経過していますが良好な状態を保てています。
ハーフマラソンや20キロのトレイルランニング(山を走る競技です)などのレースにも出ていますが、股関節、内転筋の問題で動けなるようなことはすっかりなくなり、何の不安も無くランニングを楽しんでいます。
治療では、股関節や内転筋に直接働きかけることは滅多になく、私の場合は主に腰や殿部の痛みを探索しました。
必ずしも痛む箇所そのものが原因ではないことに本当に驚きました。
トリガーポイント鍼は回を重ねるごとに(気持ちいい)の割合が増えていき、今は、鍼を刺しても全く痛くない部位ばかりで、むしろ、(なんで鍼をしているのに痛くないの?)と不思議に思うほどです。
今は、コンディション維持のために通っています。
おかげで走れなくなるような怪我はしなくなりました。
江原先生が治療の際に話してくれる(痛みとの付き合い方)も鍼と同じくらい大きな収穫でした。
かつては(痛みを取り除きたい)と(痛み)ばかりにこだわっていました。
でも、今では(ギリシャの彫刻のような完璧なコンディショニングなんかありえないんだし、長く健康に楽しくスポーツができればちょっとくらい痛くてもいいんじゃないの?)と力を抜けるようになりました。
すると不思議なものでかえって痛みがなくなるんですよね。
心が体に及ぼす影響も無視できません。
今でも走りすぎるとたまに張ってくる時があったりしますが、まあ、誰しも弱い箇所、傷めやすい箇所はあるでしょう。
むしろ、トレーニング量やストレスのバロメーターに利用しています。
普段は江原先生に指導してもらったエクササイズやストレッチ、練習量の調節でできるだけ自分で対処しています。
それでも痛みが不安になってきたら悩まないで先生に相談して治療を受けています。
とにかく不快な痛みはサッサと取り除いて、考えないのが一番だと思います。
自分でできることはやってみるが、無理なら先生と一緒にマグマ溜まり(トリガーポイントや心的不安)を爆発する前に取り除いていく、と。先生に助けてもらいつつ、今はやっと、文字通リ自分の足で走っているような充実した感じがしています。
もし、本番のレース後半にダレてきたり、序盤から足に異常に足が張ったりして攻められないなら、それは鍛え方が足りないんじゃなくて知らず知らずのうちに蓄積している疲労のせいかもしれないです。
ストイックに体を追い込んで行く前に鍼でリラックスしてみることを、本当にお勧めしたいです。
鍼を受けた後は長時間の車の運転をしても腰がだるくならなかったりするので、日々の生活がなんとなくしんどい人にもお勧めです。
カテゴリ:患者様の声
ebara / 2013年02月06日(水) 08:40