スマホの普及で、自分で簡単に検索することができ、情報が簡単に手に入る時代が来ました。
ただ、情報の取捨選択ができず、勝手に振り回されている人が多いようにも感じます。
知り合いの医師は、患者がネットの情報を鵜呑みにし、自分で診断し検査や治療法を要求する人が多くなり、臨床がやり辛くなって来たと言います。
先日も、首から肩の痛みを訴え、ある整形外科でレトゲン検査を実施したが異常なし。
あなたが心配するような病気の可能性は無いので、他の検査は必要ないと言われた高齢の患者さんが来院されました。
その方は、その結果に納得できず、内科に赴きMRI検査、血管エコー検査などを頼んで、追加検査をしてもらって来たそうです。
訴えられる症状は、どのように考えても、患者さんが不安に思うような疾患では無く、MRI、血管エコーなどの検査が必要とも感じない症状です。
整形外科では、飲み薬とけん引治療で様子をみましょうと言う事だそうですが、薬は飲みたくない、けん引も効果ないので嫌と言うお話です。
鍼施術は、一回で大きな効果を感じる事が出来たが、保険が効かないので二の足を踏むそうです。
当院で、通常三回ほどトリガーポイント鍼施術を受けた場合、近場で安めの一泊二日の旅行代金くらいに相当するかもしれません。
ただし、高級旅館に行ける程の金額にはなりません。(笑)
MRI検査も、後期高齢者の大半が負担1割で済んでいますが、他の9割の大半を働く世代が負担しています。
自身がテレビで見て気になった病気を最初の医師は否定、追加検査の必要も無いというのにも関わらず、それに納得できず自身の希望で行う場合、10割負担になりますよと言われても、容易く追加検査をオーダーするのでしょうか?
しかも、検査はオーダーするが、治療指針には従わない。
もっと患者にも、コスト意識を持って貰わないと、特に若い人の負担は増えるばかりです。
少なくとも、筋膜性疼痛症候群(MPS)と言う、ありふれた痛みが世間で認知されれば、無駄な検査や手術は減るはずです。
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カテゴリ:治療室こぼれ話
ebara / 2019年08月01日(木) 07:52