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胸郭出口症候群とトリガーポイント療法 - 症例報告

ある競技で全国大会に出場が決定している高校生です。
主訴は、肩関節前側の違和感と、競技を継続すると腕がだるくなり握力が無くなると言うものです。
病院の検査では、MRI画像の結果から胸郭出口症候群と診断されています。胸郭付近で、血管や神経が押さえつけられているから、と考えるようです。ヘルニアがあればそれが原因といわれるのでしょうか?
全国大会に出場するレベルですから、トレーナーやスポーツ整形との連携も充実しているようですが、指定された医療機関以外に行く事は禁止されているそうです。毎晩の帰宅も、夜10時~になるそうで、今回は学校に内緒で来院してくれました。トレーナの指導内容を聞かせてもらう機会も多いのですが、トレーニング方法は、痛くなるのは弱いから→丈夫で頑丈な筋肉を身につけると痛みが起こらない。このように考えメニューが作られているように思えて仕方ありません。もちろん、パフォーマンスを上げるためのトレーニングは必要でしょうが、私は痛みを取るトレーニングなど存在しないと考えますので、こう言うやり方に違和感を感じます。
普段、競技をしている体の使い方から、二つに分けて考え治療をしました。後日メールで、治療後は痛みやだるさもなく、運動が出来ていると報告がありました。

この状態がいつまで続くかわかりませんが、それまでのやり方で全く効果があがらないのですから、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)、トリガーポイントと言う考えを軸にすればよいと思います。

京都で、胸郭出口症候群の痛みやシビレでお困りの方に、トリガーポイント療法がお役に立てるかもしれません。

 

カテゴリ:症例報告 ,その他の痛み

ebara / 2013年01月17日(木) 13:20