二十代後半女性のAさんは、幼いころから、体調がすぐれない時が多く、学校もよく休んでいたそうです。
成人してからは、身体のアチコチが痛くなるようになってきたそうです。
複数の整形外科では、特に異常は無いと言われ、心療内科で投薬、カウンセリングを受けるも、調子が悪い日が多く、日常生活に支障が出ていました。
ネットで天気痛と言う、痛みや症状があることを知り、アプリを使ってみたところ、気圧の変動に伴い、自分の症状が変わる事に気付いたそうです。
そこで、身体の治療も加えてみようと思い、当院を受診さました。
問診から、筋膜性疼痛症候群(MPS)の症状が酷い場所は、トリガーポイントが脱感作するように、それ以外は、副交感神経がが優位になり、リラックスでき、血流が良くなるように施術を加えました。
身体を動かして行く事の重要性など、対話を試みながら、週一回の施術を一月半つづけました。
その時点で、全身の痛みや不定愁訴が、とても軽くなったと言うお話でした。
鍼灸は、多くの場合自費となり、患者さんの経済的負担も増えますが、その分、施術時間を長くかけられるメリットがあり、施術を加えながら、対話や生活習慣の改善策などを提案する事ができます。
以降は、二~四週間に一回程度の施術を継続していますが、年中で一番調子が悪くなる梅雨時期も、今までにないくらい良い体調で過ごせていると言う報告をいただきました。
Aさんの場合、急性痛と呼ばれる痛みではなく、慢性痛としての治療が必要でしたが、残念な事に、医療従事者の多くが、慢性痛についての知識を持ち合わせていません。
慢性痛の施術の一つとして、当院での施術を加えることで、天気痛と呼ばれる症状や不定愁訴が和らぎ、生活の質が大きく向上した症例でした。
赤いマークを中心に施術
Aさんが訴える痛みは、急性痛と呼ばれる痛みではなく、慢性痛としての治療が必要でした。
★下の動画は、超音波エコーガイド下鍼の動画です。
今回の症例とは関係ありませんが、超音波エコーガイド下鍼なら、危険な部位でも安全を担保しながら鍼施術が行えます。
ただし、すべての患者様に、エコーガイド下でのトリガーポイント鍼を行う訳ではありません。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
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カテゴリ:その他の痛み
ebara / 2018年07月06日(金) 08:45