四十代女性のAさんは、数年前から、思い当たる原因も無く、頭痛や体中が痛くなり日常生活に支障が出始めたそうです。
整形外科では、MRI検査結果から異常が無いので、精神的なものでは無いかと言われ、ここでは治療できないと言われたそうです。
他科では、疼痛性障害と診断され、投薬治療を受けていたそうですが、眠気や頭がボーッとするなどの副作用が強く、ペインクリニックで注射を受けるも、うまく痛みをコントロールできないそうです。
ある日、偶然テレビで天気痛の特集のようなものを見たAさんは、自分の症状がそっくりであることに気付いたそうです。
天気痛とは⇒https://zutool.jp/column/basic/
気圧の変化を知らせるアプリを使い、自分なりの対処法も身に着けておられました。
Aさんは、ツボや気を整えるような感じの鍼治療にも、数軒通ったことがあるそうですが、思うように症状が改善しなかったそうです。
インターネットで検索する間に、筋膜やトリガーポイントの鍼なら違う効果が得られるのではと思い、当院を受診されたのが、四月の終わり頃でした。
問診では、筋膜性疼痛症候群(MPS)以外に、除外しておく必要がある疾患は見当たらなく、施術に入りました。
週一回の施術で、四回目の施術終了後、いつも感じていた、頭が締め付けられるような頭痛や、全身の痛みが軽くなったと言うお話で、二カ月目からは、二週間に一回程度の施術を継続しました。
六月末時点の感想は、いつも梅雨時期は一年で一番調子が悪く、寝込むこともあったが、当院での施術を始めてから、症状が気にならない日も多くなり、今年の梅雨は、寝込むことは一度もなかったと、嬉しい報告をいただきました。
Aさんの場合、薬の副作用が強く、うまく痛みをコントロールする方法がありませんでしたが、当院での施術を加えることで、天気痛と呼ばれる症状が和らぎ、生活の質が大きく向上した症例でした。
顔面・体幹のトリガーポイントを中心に施術
Aさんが訴える痛みは、天気痛とも下図のような痛みとも解釈できます。
いずれにしても、痛みの本態は、画像には写りません。
★下の動画は、超音波エコーガイド下鍼の動画です。
今回の症例とは関係ありませんが、超音波エコーガイド下鍼なら、危険な部位でも安全を担保しながら鍼施術が行えます。
ただし、すべての患者様に、エコーガイド下でのトリガーポイント鍼を行う訳ではありません。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
・定休日 日曜日 祭日
カテゴリ:その他の痛み
ebara / 2018年06月29日(金) 08:15