先日、約10年ぶりに、ご高齢の女性の方が、受診されました。
問診と検査で、鍼施術をする前に、先に除外診断をしたほうが良いと判断し、その事を伝えようとしましたが、ご高齢で会話がなかなか噛み合わず、家人も無関心、自分で病院に行くいことはできないということでした。
もう少し、時間をかけてお話をすると、在宅の先生が、たまに往診に来てくれると言うことが分かりました。
在宅の医師の名前もわからぬまま、受診された経緯と、自分がどう判断したかを手紙に書き、患者さんに、往診に来られた時に渡してくださいと言って、帰ってもらいました。
その後、その患者さんは来られなくなりましたが、数日後、診断や治療内容等が記載された丁寧な手紙をいただきました。
医師同士の間では、このようなやり取りは普通かもしれませんが、コメディカルでない柔整師や鍼灸師が、面識のない医師に手紙を書いても、相手にしていただけないことも多いです。
今回の件は、とても有難く感じました。
カテゴリ:治療室こぼれ話
ebara / 2018年06月13日(水) 08:08