四十代女性のAさんは、九年前にぎっくり腰を起こしてから、常に腰に鉛が張り付いたように痛く、無理をすると、またあの酷い腰痛に襲われるのではないかと、一人で外出が出来なくなるなど、動作恐怖を覚え、引きこもりのような状態になっていたそうです。
整形外科、接骨院、マッサージ、整体、鍼灸、色々試したそうですが、その時は少しは良くなるそうですが、すぐに元に戻るそうです。
腰痛の事をインターネットで検索すると、トリガーポイントと言う言葉を見かけるようになり、もう一度だけ、頑張ってみようと思い、当院に、ご家族と一緒に来院されました。
初診時、除外診断が済んでいる事や、整形外科テスト、超音波エコー検査に問題は無く、Aさんの腰痛は、痛みへの不安恐怖と関係が深い痛みと判断し、施術に入りました。
腰・臀部を中心、触診と鍼先で丁寧に探しながら施術し、最終的に右の腰方形筋を施術しました。
他府県から、ご家族に連れてきてもらうため、二週間に一回程度の頻度の施術でしたので、簡単な認知行動療法を宿題に出し、それを日常生活で行ってもらいました。
三回目の施術後から、痛みが半減している事を実感し、七回の施術が終了時点で、一人で来院できるまでに回復、寛解と呼べる状態にまでなった症例です。
その他の施術例⇒http://www.ebara-acupuncture.com/archives/category/case_report/waist
赤いマークを中心に施術
★下の動画は、超音波エコーガイド下鍼の動画です。
今回の症例とは関係ありませんが、超音波エコーガイド下鍼なら、危険な部位でも安全を担保しながら鍼施術が行えます。
ただし、すべての患者様に、エコーガイド下でのトリガーポイント鍼を行う訳ではありません。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
・定休日 日曜日 祭日
カテゴリ:腰の痛み
ebara / 2017年12月27日(水) 07:39