六十代男性のAさんは、肩が痛くなる前まで、健康の為に1000メートル×週3くらいのペースで、プールで水泳を楽しんでいたそうです。
春先から、これと言った原因も無く、右の肩が痛くなり出し、次第に痛みが強くなり、泳ぐことに支障が出はじめ、整形外科を受診。
レントゲン検査=大きな異常無し。
投薬・湿布・リハビリ=効果なし。
肩の注射二回=直後は少し楽だが、すぐに痛くなる。
上記のよう経過から、大きな病院でMRI検査をしてくるように指示され、検査結果から、右肩の腱板の部分断裂と診断。
痛みが取れなければ、手術も考えた方が良いと言われ、インターネットで検索され、当院を受診されました。
初診時、外転運動では、大きな運動制限は無く、内旋運動が一番大きく制限され、小結節付近に強い圧痛が認められ、他動的に力を貸してあげると動かす事は出来、可動域は確保されている状態でした。
同部位の健側と患側の動きを比べるとが、明らかに烏口突起付近で組織の滑りが悪くなっており、その状態を超音波エコー検査のモニターを通して確認してもらい、施術に入りました。
肩の内旋筋はもちろんですが、拮抗筋など、触診と鍼先で丁寧に探しながら、四回の施術を終了した時点で、肩の痛みが無く泳げるまでに良化しました。
腱板の部分断裂で、手術が必要と言われてましたが、当院の施術で、手術が回避できた症例です。
その他の肩の施術例⇒http://www.ebara-acupuncture.com/archives/category/case_report/shoulder
赤いマークを中心に施術
★下の動画は、超音波エコーガイド下鍼の動画です。
今回の症例とは関係ありませんが、超音波エコーガイド下鍼なら、危険な部位でも安全を担保しながら鍼施術が行えます。
ただし、すべての患者様に、エコーガイド下でのトリガーポイント鍼を行う訳ではありません。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
・定休日 日曜日 祭日
カテゴリ:肩の痛み
ebara / 2017年12月18日(月) 07:31