慢性痛と呼ばれる痛みや、不定愁訴は、脳の中の不安や恐怖が生まれる、偏桃体と言う場所が暴走していると言われています。
偏桃体の暴走にストップをかけるには、側坐核や前頭前野を刺激することが重要です。
慢性痛や不定愁訴の症状をお持ちの方に、マインドフルネスがお勧めです。
活性化したトリガーポイント・慢性化した筋膜由来の痛みにも効果が期待できます。
荒れた心を自己再生! 自分でできる心理療法「マインドフルネス」をやってみよう!
より、転載・抜粋
http://getnews.jp/archives/1487206
マインドフルネスは、気づき、注意コントロールなどともいわれ、自分の体や気分に気づくために、「今、この場」での自分の体験に注意を向ける心理療法の考え方です。
マインドフルネスでは、様々な方法を用いて、「今、この場」での体験や自分の気持ちに注意を向け、それに余計な価値判断を加えず、一心に集中することを目指します。
マインドフルネスは以下の症状に有効とされています。
・不安障害
・強迫性障害
・うつ病
最もよく用いられるのは呼吸法を用いた瞑想です。
眼を閉じて自分の呼吸に注意を向けて集中し、頭の中に次々に浮かんでくる思考を見つめながら、「これは単なる思考であり、常に流転するものだ」と受け止めます。
こういったことを繰り返していくことで、不安が沸き起こっても過剰に反応しない習慣がついたり、起こったことに悪い意味づけをしてしまう癖が改善します。
マインドフルな状態では、たとえどんなことを体験しようとも、心が中立的で平穏でいられます。
極端に反応したりダメージを受けることなく、自分をうまく制御し、穏やかでいられると考えられており、ストレスを軽減させ、集中力の向上が期待できます。
ストレスに対する耐性がつくことで、ストレスが原因となる病気のリスクが減ると考えられています。
日本の痛み医療は、欧米よりも20年以上遅れているとも言われています。
当院では、慢性疼痛と呼ばれる、長引く痛みの治療に力を入れています。
カテゴリ:痛み痺れ
ebara / 2017年07月08日(土) 07:54