40歳代男性のAさんは、1年ほど前から、右の臀部から脚が痛くなり、病院でMRI検査の結果から、臀部と脚の痛みは、椎間板ヘルニアによるものと言う診断を受け、ブロック注射やリハビリを続けて来ましたが好転せず、手術するしか痛みを取る方法は無いと言われたそうです。
インターネットで検索し、当院を受診されました。
骨折や悪性腫瘍の可能性は、除外診断が済んでいる事、徒手検査で、MMT、深部反射、知覚に異常は無く、座位のみで症状が悪化と言う病態であったため、施術の適応と考え、治療を開始しました。
初診時、Aさんと超音波エコーのモニターを見ながら、白い膜のようなものに鍼が当たると、ズーンと言う得気を得て関連痛が出ることを確認してもらいました。
一か月半の間に6回の治療で、日常生活が問題なく出来るまでに良化したので、略治とした症例です。
Aさんの痛みに、エコーガイド下鍼が効いたことから、痛みの本態は、椎間板ヘルニアではなく、膜系のトラブルと考えられる症例でした。
その他の椎間板ヘルニアの治療例はこちら⇒http://www.ebara-acupuncture.com/archives/category/case_report/herniated-disk
梨状筋を中心とした股関節の外旋筋群に、活性化したトリガーポイントがたくさんみつかりました。
★下の動画は、エコーガイド下で臀部深部への刺鍼の動画ですが、今回の症例とは関係がありません。
また、すべての患者様に、エコーガイド下でのトリガーポイント鍼を行う訳ではありません。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
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カテゴリ:首・腰の椎間板ヘルニア
ebara / 2017年01月16日(月) 12:20