千日回峰行を二度も成し遂げられ、2013年に87歳で亡くなられた、大阿舎梨、酒井雄哉氏の続・一日一生を読みました。
慢性化した痛みは、体と脳のリハビリの二つが必要とも言われています。
ストレスと痛みは大きくかかわっていますが、ストレスを無くそうとしても、次から次へと現れてきますから、ストレスを無くす、減らそうとするよりも、ストレスに打ち勝つ脳を作ることが大切です。
しかし、このような話をしてもピンと来ない患者さんが、圧倒的に多いのが現実です。
どこかに神の手を持つ先生が居て、なんとかしてくれると探し求めている気がしてなりません。
私も患者でしたから、その気持ちは痛いほど分かります。⇒痛みの体験記
しかし、自分の努力や行動無くしては、乗り越えられないものもあります。
このように書くと、それは無理だと諦めてしまう方もおられるかもしれませんが、他人は変えられなくても、自分を変えることは可能です。
実は、一番簡単な事なのかもしれません。
自分を変える事は難しくても、物の見方を少し変えるだけで、痛みだけでなく、体の不調も軽くなるかもしれませんよ。
続・一日一生の中には、生きていくうえでのヒントがたくさん書かれています。
カテゴリ:読書
ebara / 2015年12月05日(土) 18:09