著効例ですが、椎間板ヘルニアに、トリガーポイント鍼灸・筋膜リリースが効いた症例です。
50代男性のAさんは、一月くらい前から左の坐骨周囲が痛み出し、そのうち良くなるだろうと放置しておいたら、まともに立っていられなくなりました。
さらに、左のふくらはぎが、すぐに攣るようになり、まともに100メートル歩けなくなり、病院を受診。
MRI検査の結果、第4~5腰椎の椎間板ヘルニアと診断され、手術するほどのヘルニアでも無いのでと、経過観察になったそうです。
地元の鍼灸院、整骨院などで治療するも改善の兆しなく、インターネットで検索され、片道3時間かけて来院してくださいました。
除外診断も済んでいたとことから、筋膜性疼痛症候群(MPS)と考え、治療を開始。
運動考察では、腰の屈曲、伸展がうまく機能しておらず、ややお尻を引いた、お年寄りのような姿勢でしたので、まずは、腰の伸展・屈曲ができるように、トリガーポイント鍼灸・筋膜リリースを、腰、臀部の赤いマークを中心に行いました。
二回目に来院された時には、ふくらはぎの攣りもなく、8割ほど症状は良化しましたと、笑顔でお話ししてくださいました。
二回目の治療は、前回よりも細部に拘って、腰、臀部、下腿の筋肉の感作部位を探し出し、トリガーポイント鍼灸・筋膜リリースを行いました。
治療後、症状が更に楽になったことを確認し、遠方と言う事もあり、略治とした症例です。
カテゴリ:症例報告
ebara / 2015年07月31日(金) 12:49