ここ数日、ギックリ腰の病態で、三人の腰痛患者さんが見えられました。
一人目は、最初から鍼希望。
二人目は、鍼は嫌だと言うことで午前中に手技にて治療。
午後になって、痛みでどうにもならなくなり、左脚の痺れ、足があがらないと言って、午後再び来院されました。この痛みが取れるなら、鍼でも何でもすると言う事で、トリガーポイント鍼をしました。
三人目は、鍼は恐いと仰るので徒手治療のみ。
それぞれ、運動考察、触診から痛みの罹患筋を同定→治療。
要は、鍼をしたか徒手のみかの違いで、施術する筋肉は同じです。
結果、一人目の方は二回で治療終了。
二人目の方は、一回の鍼で足の痺れもなくなり、足がスムーズにあがるようになり、結局、二回の治療で、重い荷物を運ぶ仕事に早期復帰されました。
三人目の方は、二回目の治療終了時点で、痛みは軽くはなったが、座っていると痛みが増してくるので、まだ治療が必要なレベルです。
下の画像は、一番痛みが酷かった二人目の患者さんの治療ポイント。
殿筋、最外層の腰方形筋までが、強烈に感作されていました。
こうして、同じ視点で治療をしても、鍼を使うのと徒手では、やはり鍼の方がよく効くように感じますが、恐い、痛いと言うイメージが先行してしまいます。
実際、初めて体験した方は、もっと早く鍼治療やっとけば良かったと言う感想が多いです。