80代の女性の患者さんが、数日前にトイレで長時間いきんでから、座ると足が痺れて仕方がないと言って来院されました。
ここまでは、何も珍しくないのですが、この患者さんは、私の悪い所はここです!と左右の大殿筋の上縁部を押さえて示して下さります。
ここが張って来ると足が痺れますと仰ります。
大殿筋の上縁部の索状硬結を丁寧に触察すると、患者さんが、あ~そこ!そこ!と言って反応されます。
リリースすると、あ~楽になったと言って帰っていかれました。
この患者さんは、トリガーポイントや関連痛の知識はないはずです。
少し不思議な症例でしたが、こんな患者さんばかりなら、手っ取り早いですね。
カテゴリ:鍼灸
ebara / 2011年11月18日(金) 08:52