60才代の女性の症例です。 徐々に背中から腰が痛くなり、伸ばそうとすると背中に激痛が走り、ぎっくり背中とでも言うような状態で、家族に抱えられ京都市上京区の方から来院されました。圧迫骨折の可能性もありますので、簡易的に棘突起を打腱器を使って叩いてみても、痛みを誘発することはありませんでした。すぐに除外しておかなければいけない内科的な疾患などもく、鍼灸治療を開始しました。
初回は、右の背部の最長筋に認知覚を認め、そこを治療すると可動域はすぐに改善、痛みも7割は取れました。二回目に来院された時は、前回の治療箇所は良化しており、変わりに左の多裂筋の仙骨付近に認知覚を認めました。
そこを治療した後、動作確認をしたところ、痛みが消失しましたので、略治とした症例です。
カテゴリ:背部の痛み
ebara / 2015年01月24日(土) 07:41