硬式野球部に所属する高校生が、去年の暮れも押し詰まってきた頃に、インターネットで検索され、来院されました。
主訴は右腰の痛みで、去年の夏頃に徐々に痛みが強くなり、病院を受診したところ、椎間板ヘルニアからくる痛みと言う診断で、安静を指示されたそうです。クラブを休んで安静にしても痛みに変化がないので、近所の治療院に毎日のように通院して、腰に電気をあて手技を加えてもらっていたそうです。治療直後は楽になるが、次に日には、元に戻ると言うお話でした。
筋力検査、深部反射は異常なし、腰椎分離症など、除外しておかなければいけない疾患の検査は、すでに済んでいたことから、治療を開始しました。
右の腰が痛いと言う事でしたが、動作分析や触診から判断すると、右の中殿筋の後縁部に訴える痛みの原因があるように思えました。
そこを中心に施術をしたところ、治療直後から、運動時の痛みがほぼ消失し、略治とした症例です。
カテゴリ:首・腰の椎間板ヘルニア
ebara / 2015年01月14日(水) 14:15