40歳代の男性の患者さん。随分前に椎間板ヘルニアの手術をされています。
今回、右の脚に痛みが出たので、インターネットの検索で脊椎専門医を受診。MRI検査の結果、椎間板ヘルニアによる腰下肢痛と言う診断。保存療法で様子を見ると言う事で、2回通院されたようですが、これでは良くならないと自分で判断され通院を中止。
ネットサーフィンで、私の院を見つけて受診して下さいました。この患者さんは、以前、ある本で幻肢痛の事を読んだ事があり、なんとなくヘルニアについて疑問があったそうです。このような、賢い患者さんばかりなら、治療する側も楽でよいですね。(笑)
ただし、理屈はどうであれ、キッチリと結果を出さないと双方にとって意味がありません。治療直後よりも、翌日のほうが楽になると言うお話しです。この方のように、治療直後ではなく、翌日や翌々日に楽になったと言われる方は沢山おられます。
今日で三回目の治療が終了しましたが、罹患筋と考えられるところは、あ~そこそこと言うポイントがまだまだ沢山あり、症状も大きく改善していることから、椎間板ヘルニアが原因ではなく、筋・筋膜性疼痛症候群の痛みが原因と言える症例です。
カテゴリ:症例報告 ,首・腰の椎間板ヘルニア
ebara / 2011年06月06日(月) 12:14