普段何もしないのに、身体を鍛えようと腕立て伏せをしてから、徐々に左の肩が痛み出し、夜間痛で何度も目が覚めるようになったと50歳代の男性の患者さんが、ご家族の紹介で来院されました。
整形外科では、レントゲンに異常はなく、肩の炎症による痛みであろうと言う診断で、痛み止めのロキソニンと湿布が処方されたようですが、効果が全く無かったそうです。
私は、消炎鎮痛剤に効果が無かったこと、問診、触診、動作確認などから、筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)による痛み、詳しく言うと大胸筋の上腕骨付着部の問題と判断しました。
鍼治療は、恐いと言う事でしたので、赤い部分は、トリガーポイント治療の専用ツール。それ以外は、ミオラボを使って治療をしました。二回目の治療に来られた際は、痛みは80%以上取れて楽になり、久しぶりに熟睡できたと言うお話でした。二回目の治療後、痛みがほぼ無くなったことを確認して、略治とした症例です。
右がトリガーポイント治療専用ツール、左がミオラボ。
カテゴリ:肩の痛み
ebara / 2014年12月17日(水) 07:24