先月中旬に初めて来院された80代女性の患者さん。
問診では、1年前から腰が痛くなり、その後右脚が痛くなり、さらに左脚まで痛くなって来たと言うお話でした。
治療は、一日置きくらいに送迎付きの家庭医のもとで、痛み止めの点滴、TPB注射、別棟にあるマッサージ院に移動して、マッサージや鍼、皮内鍼をしてもらっているそうです。それ以外に、薬が7~8種類、毎月の血液検査etcと言うお話しでした。
TPB注射、鍼、マッサージ 全てが痛くて辛いそうです。
右の腰骨がノコギリのようになって、神経に当たっているから仕方ないと言われているそうです。
今日で7回目の治療が終わりました。
最初の数回は、広範囲に診て行きましたが、最終的に右の小殿筋の前縁、腸径靭帯の中央付近に強烈に感作している部分が見つかりましたので、そこを重点的に治療しています。
今日、患者さんが、おかげで随分楽になって来ました。(歩き方からもうかがえます)
本当は、痛みが出だしたのは1年前でなく、この春で11年目です。自宅まで送迎してもらえ、内科の薬も処方されているので、なかなか他にかわる事も出来ず、もう治るかと思っている間に10年が過ぎてしまったそうです。
患者さんの行きつけのお店の人が、そんな様子を見るに見かねて、私の院を勧めてくれたそうです。(あくまで患者さんからの一方通行のお話しです。)今でも、その院には通院されていますが、ある意味凄い信頼関係ですね。
カテゴリ:症例報告 ,坐骨神経痛 脊柱管狭窄症
ebara / 2011年05月07日(土) 13:23