70歳代の女性の患者さん。(ブログ掲載了承済み)人工透析を受けておられます。
病院まで歩いて行く途中に一度痛みで休むが休むと回復する。脊柱管狭窄症と呼ばれる病態そのものです。透析を受けている病院では、レントゲン検査の結果、骨と骨の間が狭くなって神経が圧迫されていると言われ、痛み止めが処方されるだけ。他にも持病を沢山抱えておられるので、投薬も限りがあるのでしょう。透析中に痛くなるとホットパックをもらったり、さすってやると痛みが和らぐ。もらった痛み止めは効果が無い。
殿筋の圧痛部への鍼治療には反応しますから、筋肉のスパズムが原因と考えるのが妥当ではないでしょうか?ただ、持病のためか?低体温、ビタミン、ミネラル不足も重なっているのでしょう。治療効果が長続きしないのも事実です。
そこで、テニスボールを使ったセルフマッサージを指導して、自宅でやってもらうようにしました。鍼の治療効果が、セルフマッサージと併用することで、持続する時間が長くなっているようです
カテゴリ:症例報告 ,坐骨神経痛 脊柱管狭窄症
ebara / 2011年04月09日(土) 08:40