見ず知らずの関東の治療家の先生から紹介いただき、来院されたAさん。
症状と経過は、約1ケ月前に自宅でストレッチ中に股関節に違和感があり、そのうち治るだろうと思っていながら日課のストレッチを継続していたら、腰まで痛くなり、右の股関節が胡座をかけなくなり、ズボンをはくのが困難。
横臥医で患側を上にして(股関節の前・後面が同時に処置できるので、時間が短縮できます。)大腰筋(股関節の屈曲に関係)、殿部の筋肉、縫工筋にアプローチ。最後まで残った股関節の外旋時痛は、梨状筋をもう一度刺鍼。施術後はすべての動作が無痛になったので経過を見てもらうことにしました。
高齢のBさんは、2月前から殿部と右下肢に疼痛が出始め整形外科を受診。
整形外科では坐骨神経痛と言う診断で、定番のブロック注射だけでなく、鍼治療もしてくれたようですが効果なく、最近では痛みのため眠りも浅く、朝早くに目覚めてしまうようになったそうです。そこで整形外科に行くのを辞め、ご紹介いただいた治療院に通院されていたようです。ご紹介くださった先生は鍼治療をされないので、患者さんが鍼治療を希望されたため、私の院を紹介してくださいました。
こちらの患者さんも、中殿筋の前方線維に発痛しているポイントがありました。施術後、院内を歩いてもらい様子を見てもらいましたが、痛みが随分楽になったと喜んでお帰りになりました。しばらくは加療が必要だとは思いますので、また経過を書ける機会があればUPしたいと思います。