前腕の筋肉は、上腕骨の外側上課、内側上課と呼ばれる部分に付着し、同じ動作を繰り返すことにより微小損傷が繰り返し起こり、酷くなるとタオルが絞れないと言うような症状を呈することがあります。
野球肘の原因には、成長期から過度の投球、いわゆるオーバーユースや悪い投球フォームでの投球があげられます。
症状は投球の際に肘に激しい痛みを覚え、日常生活でも痛みや肘が曲がらない、伸ばせないなどの機能障害を起こすことがあります。
レントゲン検査やMRI検査で異常がある場合、長期にわたって投球が禁止される場合があります。
いずれにしても、野球肘、ゴルフ肘、テニス肘、スポーツ障害のひとつで、テニスのストロークやゴルフのスイング、投球動作などの同じ動作を繰り返し行うことで肘が痛くなる障害ですから運動の量や質が深く関係してきます。
野球肘、テニス肘、ゴルフ肘と呼ばれる症状もトリガーポイント療法で充分良くなる可能性があります。
トリガーポイントの施術には、悪くなっている筋 肉や腱を見分ける技術、関連痛の理解がないと的確な治療が行えません。
関連痛が生じると、痛みを感じているエリアの筋肉にも新たなトリガーポイントが発生し複雑な痛みの構図が出来上がります。
当院では、筋膜性疼痛症候群(MPS)、の考えに基づき、罹患筋(りかんきん)を見つけ出し、罹患筋や腱の中にできたトリガーポイントを施術します。
下の図のように、 赤いエリアが痛いと思う場合でも、実際は×のマークが痛みの発生源ですので、この部分の治療が必要です。このような現象を関連痛と呼びます。
【イラスト図出典:『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用 】
http://www.ebara-acupuncture.com/archives/9722
ebara / 2014年10月02日(木) 19:00