30代後半の女性が、インターネットで検索されて来院されました。
主訴は腰痛ですが、ぎっくり腰と言えるくらい酷いもので、腰を90度に曲げたまま、痛みの為に全く腰を伸ばすことができません。
徒手検査、問診などから、筋・筋膜性疼痛症候群と判断し治療を開始しました。
問診では、腰の下の方が全体に痛いと言うお話でしたが、右の第3~4腰椎の高さ横の最長筋と多裂筋の間に、活性化したトリガーポイントが見つかりました。
置鍼20分と手技治療を加え、その際反応が強い所を、単刺(鍼を入れてすぐに抜く)を行いました。治療後は、腰もまっすぐに伸ばすことができるようになりましたので、一回の治療で略治とした症例です。
患者さんは、長年腰痛持ちだったそうですが、ここまで酷くなったのは5回目で、整体と名の付くところも色々行ったが効果を感じられなかった。
鍼は痛いものと言う先入観から、恐かったけれど藁をもすがる思いでトリガーポイント鍼を受ける気になった。実際に体験してみるとその効果にビックリした。
悪い所に鍼が当たると、まさに自分の痛む場所はソコ!と言う感じで、鍼は痛いものではなかった。これならば、もっと早くやれば良かったと言う感想をいただくことができました。
主に下のような太さの鍼を使用します。ボールペンの先と比べると鍼の細さがわかるでしょうか?(すべて使い捨ての鍼を使用します。)
カテゴリ:腰の痛み
ebara / 2014年09月19日(金) 08:47