今月の初旬に、20歳前半の男性の患者さんが来院されました。主訴は、左の臀部から脛にかけて痛く、足首に力が入りにくいというものでした。
今回のような症状は、これが初めてではなく、高校生のころから、同じような症状を年に何回か繰り返しており、病院では、椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛と診断されているそうです。
足首の背屈力は、健側と比べやや低下していましたが、深部反射や触覚検査には異常がなく、筋・筋膜性疼痛症候群による痛みと筋力低下ではないかと判断しました。
臀部は梨状筋を中心とした股関節の外旋筋に、下腿は長趾伸筋を中心に、週に二回のペースで、4回のトリガーポイント鍼治療を行いました。
症状が、その都度良化している事を確認。お盆休み明けに、5回目の治療に来院された時には、痛みもほぼ無くなり、足首を背屈する力も正常に戻っていましたので、略治として治療を終了した症例です。
カテゴリ:首・腰の椎間板ヘルニア
ebara / 2014年08月29日(金) 08:36