またまた、m_chiro先生のブログをトラバさせていただきました。
バージャー病などで痛みが起こるメカニズムがよく理解できました。
駆血帯と言うのは、血液を検査で抜く際に使う物で、皆さん一度はお世話になった事があると思います。
全身隅々まで滞る事無く血液がながれていれば、酸素や栄養が細胞の隅々に行きわたり、自然治癒力が旺盛な状態と言えるのでしょう。
血流が悪くなる原因は様々ですね。
心臓自体の病気、バージャー病などの血管の病変、交感神経の緊張で血管を縮めてしまう。
筋肉の過緊張etc
前述したように、循環器や内科的な原因もありますから、素人判断は禁物です。
脊柱管狭窄症では、神経に沿って神経を栄養させる細動脈が同時に圧迫され、脊柱管狭窄症特有の下肢痛が出現すると推論する医師もおられるようです。
トラバさせていただいた記事は駆血帯で腕全体を絞めるケースです。
一方、後者のケースでは、圧迫される細動脈は下肢に行く動脈のほんの一部に過ぎません。
それなのに、あれだけ激しい腰下肢痛が出現するのでしょうか?
私個人の推論としては、筋肉の血流自体はもっと大きな動脈やその分枝で確保されているように思えますし、終動脈でない以上、細動脈の流れが悪くなっても他で補えそうに思えます。
いずれにしても、神経の栄養血管が圧迫され下肢痛が起こると主張する方は、血流不全で筋肉が痛むと言うよりも、神経線維自体が痛むと言う推論のように思えます。
駆血帯
カテゴリ:痛み痺れ
ebara / 2010年02月08日(月) 17:51