一口に言っても腰痛の原因は様々ですが、多くは、筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)と呼ばれるものだと思います。では、そのMPSの原因はと聞かれれば、様々な要因が絡み合っているとしか言えません。
30歳代の女性の患者さん、前屈するときや、いきむ時に(腹に力を入れる)痛みが出ます。
年末から痛かったそうですが、小さい子供から目が離せず時間が取れず、風邪も重なっていたので、たまりかねて昨日来院されました。罹患筋としては大腰筋がメインのような気がします。その筋肉に軽く鍼をした後、風邪も引いていたと言う事から、腹を診てみました。気になるところを内臓のマニュピレーションを加えて様子を見てもらいました。
その日の午後、ワイフが近くのスーパーでバッタリ会ったそうですが、腰痛も取れた上に、数日前からゲップが出そうで出なかったのだが、治療後はゲップもたくさん出て、お腹がすごくポカポカして大変楽になったと仰っていたそうです。
腰痛が内臓の働きとどう関係しているかは定かではありませんが、内臓の働きを活発にしてあげるだけで好結果が出る場合があるのは、まぎれもない事実です。暴飲暴食は内臓に大変負荷をかけている訳ですから、年末年始のツケがここに来て出ているのかもしれませんね。