腰椎内部の神経の通路である脊柱管が狭くなることにより、神経組織が圧迫されて症状が出現する病気と言われています。
主な症状は間欠性跛行と呼ばれ、しばらく歩くと脚が痛くなったり、しびれたり、こわばったりして歩くことができなくりますが、しゃがんだり座ったりすると症状はすぐになくなり、また歩いたり立ったりできるのが特徴です。
そもそも、神経が圧迫されると痛みが起きるのでしょうか?
この考え方には矛盾がたくさんあります。
痛みの原因の多くは、レントゲンやMRIなどの画像には写らない、筋肉の機能不全トリガーポイントが大きな問題と考れば、色々な矛盾が解けてくるはずです。
痛みや不快な症状の原因の多くは、筋膜性疼痛症候群(MPS)、の考えに基づき罹患筋(りかんきん)を見つけ出し、罹患筋の中にできたトリガーポイントを施術することで、痛みや不快な症状を緩和することが可能です。
ただし、トリガーポイントの施術には、関連痛の理解や触診力がないと的確な施術が行えません。
また、痛みが続くと新たなトリガーポイントが発生し複雑になってしまいます。
下の図のように、 赤いエリアが痛いと思う場合でも、実際は×のマークが痛みの発生源ですので、そこの治療が必要です。このような現象を関連痛と呼びます。
【イラスト図出典:『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用 】
⇒http://www.ebara-acupuncture.com/archives/7706
ebara / 2014年02月05日(水) 18:33