めまいと言っても、脳卒中のように命にかかわるものから、そうでないものまでありますので、まずは、医師にご相談ください。
めまいの種類は大きく分けて次にの3種類があります。
1. ぐるぐると回転する回転性のめまい。
2. フワフワとする動揺性のめまい。
3. 目の前が真っ暗になり、意識を失いそうになるめまい。
脳だけでなく、メニエール病のように耳の問題が深くかかわっているもの、貧血などの内分泌系が関係しているめまいは、原因を取り除くことが優先されます。
しかし、まだまだ原因がよくわからないめまいもたくさんあり、身体的・精神的なストレスが大きく関与していると言われています。
肩が凝ったり、自律神経のトラブルで起こるものもあります。
検査してもよくわからない、ふわふわするようなめまいの場合、首や顔面部にできた、トリガーポイントが深く関与している場合があります。
トリガーポイントの治療には、悪くなった罹患筋と呼ばれる筋肉を的確に見つけ出し、その中に出来たトリガーポイントを治療できる技術がないと、症状はなかなか良くなりません。
また、症状が長引くと他の筋肉にも、新たなトリガーポイントが発生しますので、二次的なトリガーポイントの発生によって、またこのトリガーポイントが、違った症状を起こし始めるという複雑な構図が出来上がります。
筋膜性疼痛症候群(MPS)、の考えに基づき、悪くなっていると考えれる筋肉、専門用語で罹患筋(りかんきん)と呼びますが、それを見つけ出し、罹患筋の中にできたトリガーポイントを治療します。
下の図のように、 赤いエリアが痛いと思う場合でも、実際は×のマークが痛みの発生源ですので、そこの治療が必要です。このような現象を関連痛と呼びます。
【イラスト図出典:『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用 】
ebara / 2014年02月04日(火) 23:58