日本の痛み医療は欧米より20年以上遅れていると言われています。
しかし、十年前にくらべると痛みに使える薬の種類が増えたりしていますので、少しづつですが改善されている部分もあります。
ただし、筋膜性疼痛症候群(MPS)と呼ばれる痛みは、医療従事者の多くがその痛みの存在をしりません。
そのため、誤った治療や不要な手術に至るケースがあると言われています。
以前、(生活習慣病としてのうつ病)と言う本の中に、くりかえすうつ病は生活習慣病であり、その背景に家庭不和や職場のハラスメントが影響を及ぼしている場合は、それを解決しないと治らない!このような文言が書かれていた記憶があります。
筋膜性疼痛症候群(MPS)と呼ばれる痛みは、まだまだ分かっていない事が多いのですが、やり過ぎの人(スポーツ障害など)とやらなさ過ぎる人(お年寄りなど体を使わない人)の両極端に多い傾向にあることは分かっています。
江原鍼灸整骨院.では、長く複雑になった痛みにたいして、数回のトリガーポイント鍼施術で大きな改善が見られない場合、すぐに改善しない痛みと判断し施術の間隔をあけてもらうようにアドバイスします。
鍼で小さな傷をつけたところは、線維芽細胞がコラーゲンを増やして修復します。
このようなメカニズムで取れる痛みは、組織の修復とともに回復する痛みと考えられ、薄紙を剥がすように痛みが和らいでいきます。
そしてその間に、自分の生活習慣に痛みを惹起させる要因が無いか?など、自分の体の声に耳を傾けるようにアドバイスをします。
生活習慣の問題に気づき、それを変えられるのは本人以外はできません。
長引く痛みが短時間で解決しない場合でも、あきらめず、焦らい事が重要です。
・江原鍼灸整骨院.
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・電話 075-463-8639
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
カテゴリ:痛み痺れ
ebara / 2024年05月31日(金) 07:52