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筋膜性疼痛症候群(MPS)・トリガーポイント

当院が専門的に治療を行っている筋膜性疼痛症候群(MPS)、筋痛症、トリガーポイントについて解説します。

筋膜性疼痛症候群(MPS)・トリガーポイント

筋膜性疼痛症候群(MPS)、トリガーポイントとは筋肉を包んでいる膜(筋膜、骨膜)にできた硬結(しこり)により痛みが発せされる病気です。
この硬結は筋肉に急激に負荷をかけてしまった時や繰り返しの動作などにより作られます。
例えば、交通事故、筋肉が攣った、運動などあらゆる可能性で硬結(しこり)ができます。ストレスなどによって悪化します。

関連痛現象

トリガーポイントと関連痛筋膜性疼痛症候群(MPS)の症状には複雑な点が何点かあります。
その一つは、筋肉内にできた硬結(しこり)によって、なんの問題もない部位に痛みが発生します。
例えば、左図のように首の筋にトリガーポイントができると、痛みは頭部全体に、肩の筋に硬結ができると、痛みや痺れは腕から手に、殿部の筋にトリガーポイントができると遠く離れた足に痛みや痺れが発生する事があります。
このように他の部位に痛みを発生させる現象を関連痛と言います。

他の病気との混同

今の世の中には、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など神経を圧迫されて起きると言われている痛みがありますが、本当に神経圧迫が痛みを発するのか? 実は痛みを発生しているのは筋肉ではないか?と疑問の声が出ています。
その背景には、生理学として神経を圧迫すると痛みが発生するというメカニズムはまだ完全には解明されていない事があるようです。
現に手術をしても神経圧迫を取り除いても良くらない人も沢山います。
これらの事を考えると、筋肉の痛みである筋膜性疼痛症候群(MPS)の存在がまだほとんど知られてない為、多くの場合は他の病気と間違われている可能性があります。
人間の脳は痛みを長期的に受けていると、痛みのループにはまり、痛みを除去するのが難しい状態になってきます。是非、早めに筋膜性疼痛症候群(MPS)を疑って適切な治療を受けてください。

トリガーポイント、筋膜性疼痛症候群の治療をして良くなったケース

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