足底腱膜炎は、足の指の付け根から踵まで足の裏に膜のように張っている腱組織・に炎症が起き、朝起きての数歩がとても痛いがそのうち軽くなってしまう。
長い間座り急に歩き出すと痛む、踵の骨の前方を押すととても痛いところがある、などが足底腱膜炎の特徴です。
原因としては、歩行やランニング、ジャンプなどで使いすぎ、偏平足、老化によるアーチの低下なども原因となるとも言われています。
足底腱膜炎と呼ばれる痛みの多くは、足底や下腿に出来たトリガーポイントの施術で十分良くなる可能性があります。
しかし、トリガーポイントの治療には、関連痛の理解がないと的確な施術が行えません。
また、関連痛が生じると痛みを感じているエリアの筋肉にも新たなトリガーポイントが発生し、複雑な痛みの構図が出来上がります。
当院では、筋膜性疼痛症候群(MPS)、の考えに基づき罹患筋(りかんきん)を見つけ出し、罹患筋の中にできたトリガーポイントを鍼や道具、手を使って施術します。
下の図のように、 赤いエリアが痛いと思う場合でも、実際は×のマークが痛みの発生源ですので、そこの治療が必要です。このような現象を関連痛と呼びます。
【イラスト図出典:『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用 】
ebara / 2014年09月29日(月) 12:55