物を持ち上げたときに、左の胸から背中に痛みが走り、2日間何も出来ず寝ていた患者さん。息を大きくすると痛みが走ります。念の為に肋骨付近のトラブルを疑いましたが、どうやらMPSのみのようでした。
手技の治療終了後、胸の方の痛みよりも、肩甲間部のほうに強い痛みが移動しました。肩関節の可動域も、まだまだ制限されています。
久しぶりに、左足の第4、5中足骨の最大圧痛とバイオイエローの効果を見て2個。左の孔最に1個追加。これで可動域は大きく改善しましたが、痛み自体は全て取りきる事が出来ませんでした。
本来、背部の痛みを膀胱系と考えると、小指の外側に反応点を求めるべきなのでしょうが、靴を履くときにバイオがこすれて痛む場合があるので、私は上記のようなやり方をします。
また、今回使用した孔最は、子午治療と言う意味あいもありますが、最初胸に痛みがあったので、痛みがあったほうの、胸を通る肺経を使ってみたら、さらに可動域が改善したと言う事です。
胸を通る経絡は他にもありますから、もっと丁寧にさぐればより良い効果が得られたかもしれません。ただし、最初の状態から考えれば合格点は出せそうです。