腱とは筋肉の両端を骨に付着させてい組織のことで、腱鞘は腱をところどころでトンネル状に包み込み、腱がスムーズに動くようにしています。
この腱と腱鞘の摩擦などで起こる炎症を腱鞘炎といいます。
症状は痛みと腫れ、だるさ動きにくさなどです。
また、手根管症候群とは正中神経が圧迫されることが痛みや痺れの原因とされています。
どちらも、妊婦さんや更年期以降の女性に多いことから、女性ホルモンが大きくかかわっているとも言われています。
腱鞘炎や手根管症候群と呼ばれる痛みや症状は、手首や前腕にできたトリガーポイントの施術で十分良くなる可能性があります。
しかし、トリガーポイントの施術には、関連痛の理解がないと的確な施術が行えません。
当院では、筋膜性疼痛症候群(MPS)、の考えに基づき専門用語で罹患筋(りかんきん)を見つけ出し、罹患筋の中にできたトリガーポイントを施術します。
下の図のように、 赤いエリアが痛いと思う場合でも、実際は×のマークが痛みの発生源ですので、そこの治療が必要です。このような現象を関連痛と呼びます。
【イラスト図出典:『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用 】
⇒http://www.ebara-acupuncture.com/archives/10037
ebara / 2014年02月05日(水) 19:29